「音色に」を含む小説

大学1年生の和樹は、花見で来ていた公園で不思議な箏の音色を耳にする。 和樹はその音色の正体を探るうちに、演奏家の花菱咲耶と出会う。 ある日、咲耶は二重奏で演奏会に出演することにな…

カフェを閉店した冬樹は、生活と借金返済のために職を探し、中古住宅販売の会社に滑り込んだ。会社では慣れない営業の仕事を任され、契約を一つも取れずもがき苦しんでいた。そんな冬樹のもと…

高崎駅の東口には赤いグランドピアノが設置されている。 有名な建築家がデザインした大変貴重なピアノだが、現在はストリートピアノとしてどなたでも弾けるように解放している。 そう、“ど…

七嗚（ななお）は、蛇神に仕える弱い付喪神。彼女の役割は本体である三味線の音色で蛇神を慰め、彼と肌を重ねること。――とある少女の身代わりとして。 今より少し昔の時代、神様と眷族のす…

軽井沢の森の奥に住む孤高のフル―テイストの静かな調べと愛の物語をお聴きください。

澤村香は高校時代、いじめに遭っていた。 心の支えは、放課後の音楽室から聞こえてくるピアノの音色だけ。 ピアノを弾く彼の姿に、恋をした。 名前も知らない彼にラブレターを書いたけれど…

森内涼叶。半年前に兄を亡くした彼女には、辛い過去があった。 そんな彼女は県内一の難関校に進学し、同級生の歩宮奏と出会う。彼女のことを知る度に、奏は涼叶に心を寄せる。 しかし、ここ…

登場人物 (主人公) 田中光一 (友人) 松井充 (友人) 小笠原武

音大生の霧島瑠香は、いわくつきのヴァイオリン、【ベルトロッティ】を手に入れる。 数多の名演奏家の音色を『吸収』してきたその名器は、多種多様な美しい音色を響かせた。 だが同時に、一…

カクヨムコンの短編部門に応募するため書いてみた作品になります。よろしくお願いします。 ふるさとの星を守るために、月の隣の星に派遣された、二体の人型機械の物語です。

大学文学部1回生のわたしは、マンドリンの音色に魅了され入部。夏に琵琶湖で合宿に行った。鏡で日の光を反射させて琵琶湖の泉を輝かせたら、そこから、なんと...

林響子は崩落事故で、トンネルに閉じ込められる。バスに残された人々は、いつ救助が来るのか分からない状況の中、不安と恐怖にさいなまれる。その時、一人の少女がライアーハープを奏で始める…

※初のクリスマス記念投稿百合作品。 クリスマスの夜、厳かな音色のコンサートが開かれている教会の礼拝堂の外で、「私」は、愛する女性-「聖母」を待っている。 前世-禁教令で、信じる神…

幼い日のリョウと小春。六道さんの境内の隅で小春が歌う京都の通りの数え歌。 まるたけえびすにおしおいけ　あねさんろっかくたこにしき･･････ 「なあ、もう泣かんとって、お願いやか…

※今作は『ガラスの魔女は復活できない。』シリーズ第３編です。 第１～２編のネタバレを含みます。 ◇◇◇ ガラスの魔女の復活など、夢のまた夢なのかもしれない。少年は誰よりも…

僕の名前は「音喜多 悠真」（おときた ゆうま） 僕は毎日出勤する電車の中に気になる女子高生がひとりいた。 彼女の名前は「音無 音色」（おとなし ねいろ） だけど、それはいい感…

自分と他人との違いに翻弄されながら思春期という難しい時期に突き当たってしまった主人公。高校受験失敗、粉砕する恋、逃避する毎日、目的のわからぬ人生……そんな障壁に直面した少年の心を…

4歳からピアノを始めた俺──春樹は、二ヶ月後のコンクールに向けて練習をしていたが、母親の厳しい指導と期待から弾けなくなってしまう。 ピアノから離れた日々を過ごす中、ある日森の奥に…