「群れ」を含む小説

物部卓也(モノノベタクヤ)は証券会社に勤める営業マンだ。入社して3年目、仕事にも慣れたが趣味も無く人付き合いも苦手。休日に時間を持て余したそんな時、話題になっていたVRゲームのエ…

牧師は男に問う、己が犯した罪を。 「なにしたかわかってるか」 「えーっと、羊の群れの中にヤギを混ぜた。めちゃ混乱してた」 「モフモフに囲まれたらパニクるだろうがよ。なんでそんなこ…

青年リュートは傭兵団「銀狼の群れ」のメンバーの一人だった。 傭兵団は人類を守る組織の一つで、基本荒くれ者の集まりだが、この傭兵団だけは仲間うちの絆意識で「家族」を形成し、時には小…

ある日、39歳OLのセレナは出勤時の東京・立川駅ホームで幻覚を見ます。 色彩を失った群れが、みなゾンビになってフラフラと歩いているのです。 そして、セレナは、マブイ（魂）が体外離…

第一話 　高校一年生の加々実優（かがみ　ゆう）は、優を「神さま」と呼ぶ奇妙な巫女に出会う。 　直後、街に現れた巨大な怪物と、優は巫女のいわく「神の御力」で戦うはめになり、なんとか…

短歌連作です。 X（@kurage_pancake）で発表した短歌の中から「夜」をテーマに10首選んでいます。（一部発表時から改稿しています）

聖剣、ポーション、アイテムボックス。 古代文明の失われた技術で作られた、不思議な力を持った遺物を魔導具という。 そして、その魔導具を遺跡から回収し、社会の発展に役立てるのが、国家…

空に囚われた少女達は、その翼でどこまで飛べるのか これは群れなす翼の物語

「このように、この猫らはいつも、ある使命をもって外へと繰りだすのだった。さも当然のごとく猫手川をともなって。猫手川は、彼らとともにゆく。いつもなにも知らされず、なにもわからず、そ…

幸はダンジョンで配信のための撮影のアルバイトをしていた。ある日、バイト中にゴブリンの群れのなかに囮として置いていかれてしまう。死を決意した幸だったが、S級冒険者の浅黄によって救助…

超大型ギルド「マステアの群れ」 そこに舞い込む「殺戮竜の駆除」。 冒険隊　上位チームが無残にも殺される事件が発生。そこで大型ギルドに依頼が。 ２６名の合同チームが出来上がる。 …

　――青年、鹿住ハルは、とある春の平原にて目を覚ました。 　どうやらここは日本ではないらしい。それ以外には、なにも分からなかった。 　彼の目前にあるのは、地平までまっすぐに続く…

少女は子供の頃、森の精霊である軍隊蟻の女王に会う。 　ある日、少女の住むインディオの部落に銃を持った白人達が攻めてきて、住民達は奴隷にされてしまう。首領のアンバー《琥珀》は、イ…

主人公、新葉の家の近くに森がある。その森には大きな池と小さな神社があって、水の神、龍神様と家来のカッパたちが祭られているという。 　よく晴れた初夏の夕暮れ、小学五年生になった新葉…

ソラシル王国に住む少年ラクレスは、幼い頃から幼馴染のレイアースと共に騎士になる夢を抱いていた。しかし、彼には魔力がまったくなく、それが騎士になるための壁となっていた。一方、レイア…

三人の忍者がタイムスリップして飛ばされたのは異空間の魔界の村だった。そこでは、肉体と霊体の中間形態である様々なバケモノ、宇宙人が群れていた。村の住人は彼らの餌として飼われていた。…

ふと気が付いたら、デフォルメ姿の羊の群れの中にいた。 異世界転生かと思いきや、何らかの手違いらしい。 手違いなら、いつか何とかしてくれるだろう。それまでは、ほのぼの羊ライフを堪能…

　魔力暴走の苦しみのあまり、三十歳の誕生日に死んだ童貞オタク腐男子だった悲しき前世を思い出し、自分がBL小説の悪役令息に転生していた事実を知る。 　小説のシリルは、魔力が強すぎて…