「浮かぶ SF」を含む小説

窓からは青い空に浮かぶロケット雲が望めた。いつかこの冷たい空間から抜け出して、あのロケットに乗って広大な宇宙へ旅立つことを願う優里奈。 彼女はいつも夢を見ていた。硬い氷層に閉ざさ…

　世界樹の種（正式商品名：宇宙盆栽育成キット）。 　小惑星に植え付けたその種は、ナノマシンの力で全長数百メートルにも達する樹木へと育つ。 　神話にうたわれる世界樹（っぽいもの）を…

『ほし』から届く秘密のラジオ。 そのラジオと同じ声を持つ男の子と出会って、あたしの冒険は始まった――！ ※ 13歳の女の子ナナセは、孤児のリーダーとして相棒シンと共に今夜も街…

野林緑里様の自主企画「200文字で何を想像する？」に参加させていただきたく書いてみました。 文庫本の裏の、あらすじを読んであれこれ想像するのが好きです。 浮かぶだけ浮かんで、し…

もしも夜空に浮かぶ星々が、地球の生物たちから生命力を吸い取り始めたら……というテーマのフィクションです。 深く構想の練られた重厚なお話というよりも、少し他人事風にぼんやりさせて…

こちらはまずタイトルありきの短編です。 「竜葬」ってタイトルから何を想像するか。たぶんみんな共通のイメージが浮かぶと思う。鳥葬とか花葬とか。 そのイマジネーションをもう一歩先に…

日常とはある日突然崩れる。 web小説を読むことが趣味の少年は、いつもと変わらず、下校中のバスの中で更新分の最新話を読んでいた。 その時、突然スマホの画面にポップアップが浮かぶ。…

　地球温暖化が進んでいた地球。ある日宇宙のどこかから異星人「熱食人ヒーティヴォア」がやってきたことで、地球は燃え尽きることなく今年も平凡な冬を満喫できている。 　寒さに舌打ちする…

実直だが仕事下手な誠一はある日河原で上手に絵を描いている老女と出会う。なんと、目が不自由なのだという。ただ、心に浮かぶ景色をなぞるのだそうだ。

はこふね不動産が管理する完全循環型集合住宅ノア。 エネルギーや食料の供給がすべて行われ、消費とは無縁の生活を送ることができる。 また、すべての廃棄物は再生産され、循環する。 …

ソフィア・ハートは、航宙母艦「白童丸」の軍属として乗艦し、売店で勤務することになった。 売店では、隊服や徽章、パソコンのアクセサリから文房具。軍手や工具類など様々なものを販売し…

【あらすじ】 かいり:著/媛貴:キャラクターデザインの近未来SF小説「Hypnotic Mother(以下「催眠ママ」)」が未完のまま『猫箱』状態になってしまった為、『猫箱』の外…

■登場人物 ・水星探査船エクセルシオール乗組員 オニール　合衆国空軍大佐　エクセルシオール船長　独身　離婚歴あり。 ダニエル・Ｄ・カーター　合衆国空軍少佐　妻帯者 ジャック・Ｗ・…

浮遊大陸が浮かぶ、まだ星が存在しない異世界に、地球ごと召喚された、星見人(ホシミスト)女子高生アキコが、トラブルに巻き込まれながらも、空間魔法使いの大賢者アルフと、再び星空を取り…

　約半世紀後の世界で、遂に恐れていたシンギュラリティが勃発した。悪の知脳アルティレクトが世界を破滅に導き、それを守護知脳マザーが阻止する。混沌の中で、人々はどう生き延びるか。 …

彼ら"星屑生命体"通称"ドール"は文字通り、空から降り注ぐ流れ星の力を用いて作られた人造生命体である。 そして、星の力を用いた影響もあるのか彼らは空に星が浮かぶ刻にでしか行動でき…

『The star was shining.』 空に浮かぶ星々は、石や氷やガスの塊だけじゃない。 文字通り”青い”川がある星だとか、そのくせ池は真っ黒な星だとか。 空に恒星が二つ…

僕の思考に浮かぶとめどない宇宙、神の存在を 思うがままに書き綴ってゆきたいと思います。 この世界は何故、存在しているのでしょう、 旧約聖書、新約聖書、 僕は、第三の聖書をつたない…

星々は過去の夢を見る。天空に浮かぶ星の都では、永劫に過去の美しい時を、繰り返し繰り返し、人工天使達が過ごしていた。彼らを待ち受けていたのは滅びの予言であった。

この話は、お題を決めて複数人で小説を書く会「小説を書くやつ」で決まったテーマに則って書かれたものです。第8回のテーマは、「和歌『月を待つ　高嶺の雲は　晴れにけり　心あるべき　初時…