かいわぶん
もちづきさん
零言目 開闢
空に、藍色が滲む。
水滴に絵の具が落ちたようにその色彩は傲慢にも陣地を広げ、自らの存在を主張し始めた。
そんな刻が。
僕たちの小さな世界にも訪れる。
僕たち"星屑生命体"通称"ドール"は文字通り空から降り注ぐ流れ星の力を用いて作られた人造生命体である。
そして、星の力を用いた影響もあるのか僕たちは空に星が浮かぶ刻にでしか行動ができない。
その刻が僕の世界にも訪れたのだ。
重い目蓋をこじ開け、初めて世界を視覚で捉える。
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