「春が来る」を含む小説

KAC2022第３回参加作品。 卒業前にフラれてしまった主人公。しかし彼は悲しまない。何故なら……。 コメディ少なめなお話。でも重い話ではない、と思います（筆者基準）。

一年前か、三年前か。それより前ということはないと思うのだが、とにかく、何年か前の話だ。 公園前の通りは、ゆるやかな坂になっていて、僕はそこをのんびりと歩いていた。 ふと、絵を描く…

推しの属するユニットが活動休止に。 推しである花月雪（かげつゆき）ことユッキー様は、氷雨秋乃（ひさめあきの）ことオータマのと不仲が囁かれている。心配したとおり、ユニットは解散の危…

雪が降り出し、冬が訪れる。 冬は一羽の鴉と共に短い旅をする。 春が来るまでの短い旅路のお話。

夕暮れ時。共に名も無い絵師と少年の、落日までの短い邂逅を描く。

「俺、今日で不良辞める...」 ２年間苦楽を共にした仲間たちを捨て、俺が選んだのは家族だった。母が死んで４年、父との寂しい生活に春が来る。折角新しい家族ができるのに息子が不良じ…

一話完結・読み切り・短編の恋愛小説。全４話。 「変わらぬ日々」からちょっと外れた時、そこにはきっと新たな出会いが・・・。 『風が吹くように』 　風が吹くように、僕らは出会って・…

レッスン部屋という隠れ場所に逃げ込んだ千冬には、いい気になっていた30代の頃の苦い後悔があった。後悔という場所から出てくることができない、そんな千冬が操る希少言語は、希少語ハンタ…

「俺」は青空の下、雪の中で暮らしている。概念の雪。冷たくない雪。仕事もある。雪の側に荷物が出現して、それを穴に埋める仕事。そういう風にして毎日過ごしている。しかし、荷物がどこから…

幽霊嫌いの霊感少年は、今日もまた一人の幽霊らしき存在と出会ってしまう。 その翌日、いきなりクラスメイトの女子に呼び出され、事態は思わぬ方向へ発展していく。

　絶対に成功すると信じて、ある彼女に告白したが俺は振られてしまった。 　彼女自信は、親友関係を続けてくれるらしいが… 　だけど、諦めきれない俺は……共通の親友の力を借りて、恋を成…

【カクヨムWeb小説短編賞2020　中間選考通過】 事件も何も起きません。 北欧家具に魅せられた男の、とある半日を描いています。 ※この作品はフィクションです。

人は生きて意味を作り出します。

世界は色を失っていく。 本物の春が来るまでは。 十二年に一度の本物の春を祝う、色流しの祝祭。 その主役に選ばれたのは、わたしじゃなかった。 親友のイェリンと、双子の相方、アーヴィ…

草食信仰森小説賞参加作品です。

以前書いていた作品の再投稿になります。少し改編も加えております。

第二回きつね密室小説賞の講評です。

　節分。春の来る前に、邪気を祓い、福を呼び寄せる日。笑い合っていた姉弟は、その恐ろしさを知らなかった。 　皆さんも、伝統行事にはあまり悪ふざけしない方がいいかもしれません。