「日本 掌編」を含む小説

ある晴れた日、お散歩に出かけた、車いすに座る青年とその車いすを押す少女の何げない一幕。 ※本来、拙作「かみまちセフィーロ」の作中作として世に出すはずでしたが、本編の執筆が進ん…

実際のケネディは泳げました。 細かいことは気にしない方向で。 漫才はミルクボーイシステムです。

秋って、山々を彩る鮮やかな色とは裏腹に、どこか悲しげで、儚くて、日本的な美を感じさせる季節ですよね。 そんな季節の訪れ、移ろいについて短編を書いていきます。

屠殺人に恋した姫、皇帝の身代わりになった兵士、王の陵墓を祀る巫女、人質として囚われた王女…。 歴史の興亡の中を生きる主人公たちが、美味しい料理を食べて死ぬファンタジー。 中華風…

世界の終焉まで残り7日であることを告げる朝のテレビ番組と、自室で寝起きにそれを見ている男。 しかし、次のパラグラフに移ると……。 「日本SF作家クラブの小さな小説コンテスト」（…

　掌編です。　 　歴史上かなり有名なエキセントリック親子、葛飾北斎と娘・お栄のささやかに目出度い春を妄想してみました。

隕石の落下を契機に、日本で初めてゾンビが発生した。 街は混乱をきわめ、ゾンビの浸食は広がる。 僕と彼女がゾンビになったものかなり早い段階だった。 僕らは二人で部屋にこもり、静か…

【茶髪の男が言った「うぜえ」も、サラリーマン風の男が言った「うぜえ」も、そのときの私には“う”と“ぜ”と“え”という音が一つに組み合わさっただけのものでしかなかった。】 留学生の…

ここはエレベーターに乗るためには免許が必要な国、日本。 これは、1人のエレベーターに乗れない青年が織りなす日常の物語。 この作品はノベルアップ+でも掲載しています。

あの虫は日本の常識では無いと思う

日本からアメリカに移り住んでいる女性の「私」は、結婚しエンジニアである夫と暮らしている。あるとき、大統領交代により1000ドルの新貨幣給付金をもらえることになるが、その使い道には…

ダルマを祀る神社に入った男達。...しかしそこは、ただの神社じゃなかった。 ※「小説家になろう」にても掲載

花の妖精達が自身が司る花について、お喋りしている。詩を紡いだり、物語を語ったり、賑やかなお茶会は今日も開かれる。 花言葉をモチーフに詩や小説を綴ります。誕生花や別名などの簡単な解…

エチオピアにはクロコッタという怪物がいる。巨大なハイエナに似たそれは、人間の声を真似て、相手を操り、そして食べる。それは日本にもいる。

徳川家康の養女として、津軽信枚に嫁いだ満天姫。 穏やかな夫は、自分を大切にしてくれてはいたが――。 Twitterの「＃歴創版日本史ワンドロワンライ」というタグで「側室」をテー…

惟任日向守光秀の娘・玉は、幽閉から戻るなり、仲睦まじかったはずの夫と徐々に心が離れはじめ――。 Twitterの「＃歴創版日本史ワンドロワンライ」というタグで「百人一首」をテー…

伊達政宗と正室・愛姫の長女として生まれた五郎八姫。 この度婚約したばかりの辰千代への消息（ふみ）を認めるそのために、まずは手習いを始めるが――。 Twitterの「＃歴創版日本…