「振り返らない」を含む小説

体操服を家に忘れた主人公は昼休みの間に家に取りに行こうと走り出す。ただ彼の家は山の中にあり、どうしても鬱蒼とした山道を走る必要があった。昔から両親に近づくな、と言われてきた山の近…

どのクラスに通っているか、もしかしたら学年も違うのかもしれないけれど、 しいちゃんという子と、通学路でいつも同じになります。

後ろから足音がしたら、べとべとさんがいるんだ。 でも、こう言えばいいんだよ。 ――べとべとさん、お先へお越し 絶対に、絶対に振り向いてはいけないよ。 だって、そのべとべとさんは…

欺瞞な太陽。ぺちゃんこのグレゴオル・ザムザ。幽世の通過儀礼。都市伝説に巻き込まれたわたし。それは裏世界を巡る宇宙的恐怖への入口に過ぎなくて。ただ出来るのは振り返らないことだけ。

「ねえ知ってる？　あの通学路で告白するとね……」 教室でひそやかにささやかれる恋の噂話。 ――いわく、とある路地で後ろから声をかけて、振り返らせないままに愛の言葉を伝え終えると想…

とある県立高校の通学路となっている坂が舞台の短編ホラー。主人公の「僕」による一人称語りで進行します。 決して爽やかな内容ではなく、人によっては不快な部分もあるかと思いますので、…

少年は諦めなかった。 昼休みのスタートと同時に少年の ミッションも始まる。 少年は目的地への到達のため何があろうと振り返らず、 どんな災難が振りかかろうとも諦めず 走り続けた。

想いを募らせるだけ募らせて、占い動画ばかり見ているだけの彼を、私はただ眺めていた。誰かに想いを寄せていて私には振り返らない彼と、彼の傍らに留まってただ待っているだけの私の話。

あやまるねこ様企画の、10歳以下のお子様に向けた物語として書いてみました。 我が家で繰り返された、ねんねのお話。 本当に、大したオチはありませんが……。 お母さんがその場で自…

朝霧晴日は普通の女子高生。 女子の中では身長が高くておっとりしていて、そして幼馴染に恋をする至って普通の女の子。 だが幼馴染の佐久間夏樹はそうではなかった。 「俺は幼女に背中で…

　そこは山間部につくられた、とある学園を中心とした地方都市だ。 　世界を支配しうる才能――いわゆる「魔法使い」のための学校、白咲学園。 　高校二年の夏休み、普通の男子高校生だっ…

失踪したつぐみを振り返らせる為に過去に戻りやり直す三。違うルートを辿った先にはどうなるか。過去時計は何なのか。そしてつぐみの失踪した本当の理由は。そして想いは叶うのか。

歴史 ジョスは若い学生であり、目に見えない匿名のティーンエイジャーであり、毎日1日を旅し、群衆の中を歩き、あらゆる状況で沈黙を保ちます。彼の家族の無関心。これは、学校で最も人…

いつもの帰り道、自分のものではない足音が聞こえたら…振り返るのが正解でしょうか。振り返らないのが正解でしょうか。 ストーカーを題材にした短編集。

神界は今、崩壊の危機に瀕していた。救うには愛のパワーが足りない！ 現界に顕現したエリスは女神エロスの力を借り、愛の結晶を集めるべく羞恥しながらも奮闘する。 彼女は神界を救う事が出…

顔面偏差値、、、顔がいかに異性に対して魅力的であるかを指し示す言葉。顔面偏差値が高ければ高いほど、リア充になれるという。遺伝によって100%決まるため、非常に残酷な数値である。 …

OLfE(Twitter: @OLfEspi)パイロット版に寄稿させていただいたお話です。 OLfEさんの基本理念が「紙媒体での発表の場」であることを踏まえ、紙、それから名前の由…

27歳、彼女いない歴年齢の大宮悠(おおみやはるか)。 立ち寄ったコンビニで、自動販売機を蹴っ飛ばした人間と目が合ってしまう。暗がりのなか振り返ったのは、高校時代の同級生、早瀬アキ…

本編、「一度入ると出られない」の、選択肢、そのもう一つの結末へ向かうお話です。

母一人、子一人。 今子供は結婚して新たな家庭を築こうとしている。 母は息子を愛し、息子は母を愛している。 単純なことなのに、人生の節目で振り返らないと気付かないことがあります。 …