「悲」を含む小説

この気持ちも早く燃え尽きて灰になれば良いのに……

　魔導書が大好きで大好きで読書ばかりしていた少女、通称：司書少女（名前未定）。 　彼女はその熱意で魔導書専門の司書、魔導司書となって魔導図書館に勤める事となった。 　自分の夢が叶…

　中学二年生のえみは夏休み前の終業式を終えると、翌日友達四人と遊ぶ約束をして別れる。 「また明日！」 日常なんて変わらずにやってきて、同じ顔ぶれで会って学校に行って勉強して、…

「僕達、ずっと親友だよな！」 そう笑った君は、今も昔も俺のココロを知らないまま――。 今日、結婚する。

思い出屋……そこはあるものと引き換えに、願いを叶えることができる不思議な店。 ◇◇◇ ある女性が引越しの準備をしていると見覚えのない箱を見つけてしまう。 その箱を開けると…

ぱっと見ると、どこにでもいる青年「克己（かつみ）」 しかし彼は耳が聞こえない。　 でも普段から手話という言語を使用していない為、コミュニケーション能力は中途半端なものがありま…

詩・歌詞集です。 愛情に呼ばれる涙　 噛み締めてみたい私だろう 浄化してほしい私だろう 永遠にさよならなのさ　胸騒ぎ日和　 涙の申し子なのかな　　 うわ言のように呟く　 そろ…

由緒正しき引きこもり姫・カレンが珍しい外出から離宮に戻ると、なぜか雇った覚えのない美青年執事が微笑みとともに出迎えてくれた。 「わたくし、クォード・ザラステアと申します。本日付…

青年が迷い混んだのは、遠い彼方の世界。頼る縁も無いその地で彼が出会ったのは、自らを『トウフ』という存在だと称する人ならざる少女だった。彼女の厚意によって束の間の居場所を与えられた…

「悲の星」を調査していた悟は、ピアノの音に引き寄せられてやってきたピンクのポールのような生命体、エンドと出会う。親である実験室を探したいというエンドを手助けする悟だったがある問題…

イチローはまたしのぶと口論をしてしまった。 ついついしのぶにケンカを売ってしまう。 そんなイチローに直樹が文句を言ってきた。 それに対して、また反抗したら、、、決闘だって!? …

ドイツ連邦共和国、ケルン地方出身の神父アーネストは、日本の文化に心打たれ、もっと日本に触れたいと思い日本に移住した。 しかし、移住してすぐに悪夢に悩まされる。 日本古来特有の”祟…

※なろうの方で添削したものと、挿絵をいれた同作を投稿しました。多少読みやすくなったと思います。 ――――夜しかない、水の惑星にたった一人で落ちてゆく夢。 水の底。巨大な雲。絶え…

彼女の誕生日に夜景の綺麗な山へと向かった男は目を覚ますとなぜか林の中。 数時間の記憶を失った男は街を目指す。徐々に記憶を取り戻していくことになるが……。

主人公である届悲凛（とどかなりん）は努力家で正義感が強い中学２年生。 しかし、ある日いじめから助けた生徒の友人、岸宮龍喜（きしみやりゅうき）と出会う。 出会いによって芽生える…

　目を開くと、そこは白い光の中だった。 「…魔法、陣？」と女の子の声がした。 　ここはどこなのか。どうしてこの場所にいるのか。 　……何も覚えてはいない。 　俺は、自分の名前すら…

──この音色を、絶やしてはいけないのだ 　柔らかい風が吹き抜ける草原に響き渡るは、青年が弾く憂いを帯びたギターの音色。その音色がうたっているのは、かつて青年の友人であった少女が…