「雫」を含む小説

高校二年生の夏、星太は山に天体観測に来ていた。 目的は《星雨(せいう)》と呼ばれる現象を近くで見ること。 結果的に星雨を見ることができた星太だったが、突然大雨に降られてしまい、…

上村雫は、二重人格者である。

水のように。

■□■□■□ ■□■□■□ アストリア大陸の中でも少数精鋭で知られる傭兵団『紅の雫』に所属するノイエ・ランページュは、専ら戦術指揮や部隊運用を行う頭脳労働担当（非常時には棍術士…

新しい病院に移ってきた「私」は、治療の合間、旧友の月乃に手紙を書き続ける。治療のこと、投薬のこと、検査のこと、あらゆる苦痛を詰め込んだ手紙は、「私」に同情的な看護師の深瀬に託され…

阿間音雫と吽野詞葉は、互いにクラスやグループは違えど、同じ夢の中を歩める者同士。 ある日、二人はいつものように「おまじない」をして夢の中を謳歌していると、詞葉がいつもより積極的に…

柊雫《ひいらぎしずく》は南国の青い海の中に立っていた。死んだ記憶もないままに天国にやってきてしまった雫は、死者達が当たり前に三途の川を渡っていく中、彼女だけが渡れない。 なぜ雫…

翡翠女学院―そこは厳格な進学校であると同時に、選ばれた生徒に「タレント」と呼ばれる特殊能力を与える奇妙な学校であった。女学院で出会った詩織・雫・柊の三人。彼女たちは女学院の中で無…

ローナは雫祭りの会場で、婚約破棄を宣言される。 それは一方的で、あまりにも前兆がなくて、彼女は戸惑うことしかできない。 KAC2020　第二弾参加作。

刑務所で働く新米カウンセラーの雫は、ある日突然、地下牢にいるという少年の担当に任命されーー。 謎の少年レージュと出会った事で、雫の人生は大きく変わっていく。

人の心の残滓から生まれる精神世界に住む異形の生物“クランケ”――― 時折、現実世界に現れ人々を襲う“クランケ”を討伐する務めを負う主人公「九十九惣介」はある日、現実と精神、両世…

【雫シリーズ、二作目】 　彼は現ノ世界を象徴する初代救世主、彼女はユメノ世界を象徴する初代教皇。二人は自分の住む世界の為に、何百年と殺し合い、命を散らした。その後、彼と彼女は記憶…

とても幻想的なBGMを聞きながら思いついた一つです。 状況はあなたの中に。想像を巡らせて下さい。

【雫シリーズ、一作目】 　平和の象徴として有名な真白町。 　そこでは人々が植物状態へと陥る謎の病が流行り始めていた。その町に住む高校二年生の木村玄輝はひょんなことからその病に掛か…

学園一の美少女・雨宮雫に俺は嫌われている。 それなのに、まさか彼女が俺の許嫁だっただなんて！？ 雨宮さんからしてみればさぞかし迷惑なことだろう。 ――そう思っていたのに、雨宮さん…

同題異話SR.January ｢その涙さえ命の色｣参加作品。 とある道化師の心情を綴った話。 小説5割、詩5割な構成にしてます。 さくっと読めるのでぜひどうぞ。

事故で五つ年上の兄が意識不明の重態となってしまった16歳の高校生、糸川雫（いとかわしずく）。 入院に必要なものを取りにきた兄のアパートで、見慣れない黒衣の装束を纏った少女と邂逅す…

近年話題の異常気象というやつだろうか、温暖化の影響だろうか。 季節外れの雪が降った。 幸か不幸か、そんなに日ある一家がこの村に引っ越してきた。 病気の影響で八年ほど家と病院以外移…

異世界パラリュスに存在する三つの国、「テスラ」「ウルスラ」「ジャスラ」。 それぞれの物語は、一つの終わりを迎えた。 そして、旅人たちは……。 ●第１部「少女の味方」 　女神ジャ…