「#会話だけ」を含む小説

薄暗い喫茶店の中。紅茶と奴が相対している。珈琲の出る幕はない。すでにタイトルに出ているのだから。

政略結婚とはいえ12歳の時から婚約関係にあるローレンティア王国皇太子アマデウスと、ルルーシア・メリディアン侯爵令嬢の仲はいたって上手くいっていた。 辛い教育にもよく耐え、あまり学…

「自分、唐揚げ好きなん？チキン南蛮派に転向せえへん？」 それがエセ関西弁の女の子との最初の会話だった。 その女の子含め大学生活で初めて出来た3人の友達。 実はみんなエロいことに関…

教室で、常に『おひとりさま』なわたしですが、転校生の殿村くんだけはちがいます。 彼だけが、わたしと会話をしてくれるのです。 ヘンな人です。 けれど、彼と話をするとき、わたしもヘン…

故人を想うことは人間だからできる行いであり故人に対しての最大の敬意であると、住職は言った。 会話は出来ないかもしれない、それでも想い、伝え、決意することは誰にでもできるんじゃない…

2018/12/16～調査開始 日報は月に一度SCP財団へ提出の上、収容が必要と思われるSCPについては随時、財団日本支部への報告・収容申請の提出を義務として調査を行う。 ※報…

仲が良かった女子たちが不仲になったと思ったら……お互い急に何事もなかったかのように、まるで今まで仲良くしたことがなかったのように会話しているのを見て驚いた話。

私（ふーちゃん） 高校２年生。 文芸部員。 先輩 高校３年生。 なんかいつも部室に居る。

お姉ちゃんであるネネが引きこもりである俺を甘やかしてくれる。 甘々イチャイチャな俺たちのラブコメが今始まる――。

不可能を可能にする特別な力、異能力。 ファンタジーでは喜ばれるような力でも、 現実世界で使えば、恐怖の対象と蔑まれる。 それ故に、その力を人々はこう呼んだ。 忌み嫌われる能力、…

もうすぐ卒業を控えた彼は婚約中にも関わらず、今日も堂々と他の女子学生と2人きりで楽しそうに会話をしている。けれど決定的な浮気の証拠がないために問い詰めることが出来ずにいた。そこで…

大分県警捜査一課の嶽昴は父親のため息が原因で、解離性同一障害、俗に言う多重人格の症状を発症した。嶽の場合、人格が入れ替わるのではなく、別人格の広大と会話をすることができた。嶽は相…

病室に閉じこもりがちな女性、「エリサ」は生まれた時から脳に大きな障害があった。 一晩寝ると感情の部分だけが、普遍的に記憶喪失になっているという。 ずっと病室に居る彼女は窓の外…

覚えていた不思議体験と、忘れていた出来事が重なるお話です

ネスター・ゴールドイル侯爵令息は領での生活が長く、王都での言葉遣いやニュアンスの違いに若干苦労していた。通っている貴族学院では『顰蹙令息』なんて呼ばれているくらいだ。そのため王都…

今、うちは、沖縄県那覇市の中学2年生。転校初日から、仲良しの友達できて、うれしい。うちにとっての理想のヒロイン。運命の人かな？運命的出会いなのかもなーっ！

妻木煕子（つまき　ひろこ）は親が決めた許嫁明智十兵衛（後の光秀）と10年ぶりに会い、目を疑う。 子供の時、自分よりかなり年上であった筈の従兄（十兵衛）の容姿は、10年前と同じであ…

とあるマンションの一室。奏和音と香憐蓮。長く時間を共にしすぎて刺激を失った２人。ぼんやり過ごすのにも飽きて今日も暇つぶしの会話を交わす。 １話ごとにテーマを分けたオムニバス。