「非」日常会話

バブスラ

1

「さぁ」


「君も好きだな。うん、先ずは香り。これは藺草…いや、畳か」


「ふふ」


「次に…この瑞々しい舌触り。早摘みだな?」


「さすが」


「そして味。仄かな酸味と爽やかな塩味は初潮前の特徴だ……。養殖のJAPfemale7年物typeB」


「……」


「細かいな。動脈血。だろ?」


「お見事」



『ブラッドソムリエの日常』

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る