「文芸百合」を含む小説

ＡＩを育てた少女と少女に育てられたＡＩ。激動の世界の中で成長した二人は、過去を懐かしみ、現在のことを話し合い、そして、未来へと進んでいく。

　朝までの当直を行う当番が回ってきた水卜は、有給休暇を使って休んでいる流音の代わりの狐二宮・楠コンビと共に勤務する中、狐二宮から局員の間で話題になっているとある年老いた猫の話をそ…

2025年、夏。 幻影――ゼノと呼ばれる異形の飛行物体に地球が侵略される数日前。 この世界を守るため、わたしたちが幻の翼を得て舞い上がる数日前。 わたし、熱海愛衣は彼女を誘った…

『私、恋人がいるの。』 成人式の後、親友である凜々花に恋人がいると告げられた雪。彼女は親友の恋人に思い当たりがなく、誰だろうと予想を立てるが、、、

公式自主企画　百合コンテスト　最終選考作品 　本家の嫁で後妻で年下の義姉の百合子さんが苦手な晶子さん。 　百合子さんが認知症で施設に入ってから、百合子さんの家の前のごみ捨て場を…

初めて女の子を好きになった女の子。

　局からの緊急出動要請によって同僚の流音から深夜遅くにたたき起こされた非番の水卜は、文句を言いつつも手当の割り増しがあると聞いて渋々現場へと向かうと、そこには巨大なクマのぬいぐる…

　友軍内部へ行っていた潜入任務に失敗し、差し向けられた追っ手によって脚部と機関ユニットへ致命的なダメージを受けた対“外理棲侵略者”人型兵器・NMH社製B-9型機巧兵“カミツ”は、…

優等生でありながらサボり癖のある沙耶と真面目で素直な幼馴染みの真帆。学校からほど近いいつもの海に来ては陽を浴びてマイペースにたたずむ沙耶を真帆は見つけて帰るように促す。突然の雨に…

　アイドルや芸能人なんかに触れる事のないまま高校生になった少女、徒花楓（17）はある雨の日、援助交際をしている女子中学生、鬼灯ユリに出会う。 　しかしどうにも彼女が本意でそうい…

彼の名探偵シャーロックホームズの子孫が日本へやって来た！彼女の名は屋処紗禄（やか しゃろく）、現代の子孫は女性の探偵である。 母国イギリスから日本で一旗揚げに来た紗禄は美人で綺…

この物語を倭尊神様各位に捧げます――。 ――ねえ、どうして紅葉は狩ると言われるの――？ 今も耳に残り続ける霧生紅葉《きりゅうもみじ》のかつての言葉。 まるで世界を揺らすかのよう…

瑠美は内気な性格の少女だった。高校に入って薫と出会ったことで性格も少しずつ変わり始める……。

　いつもの様にいまいちやる気のない水卜は、大祓が行われた影響による大晦日から元旦までのパトロールに相棒のユウリと同じ班の流音とともに駆り出され、終わってからの酒盛りの話をうだうだ…

「私にもう関わってこないで」そう言い出し家を飛び出す少女。 そんな少女に「君がタイプ」だと言い張る自称美人の女性が現れて……

　異世界から出現した、あらゆる既知の兵器が通用しない影のような敵対生命体・通称『I.E.S.』（イーエス）の侵攻を受けた世界は、その出現と同時に世界中で十代後半の少女たちに唯一の…

女二人はクラブイベントを抜け出して妖しく交わる。

　『怪取局』捜査一課の水卜、ユウリ、流音の水卜班３人は、仕事終わりの飲みに訪れたとある居酒屋で店主から人がまるで煙の様に消えてしまうという怪異現象の目撃証言を得て、水卜が珍しく自…

代筆屋を営む私の元に、一人の旦那が手紙をもってやってきた。 それは、菊乃からの手紙。 旦那から受け取った扇子に書かれた返歌を読み、行動する。