「あやかしあ」を含む小説

荒れ梅雨の年に、幼なじみの里哉は傘を盗られ、行方知れずになった。多くの謎にまみれた "神隠し" と、この土地に伝わる「傘盗りさま」の話。「傘盗りさま」とは、果たして何者なのか。そ…

愛智県玉枝市五丘町にある切尾家。家の歴史が語られ、次いで逸話が話される。やがて対話がはじまり、物語は終わる。

チビで痩せっぽちの化け猫…三ツ又と、能天気に笑っている高校生の擢磨と、無口で真面目？な擢磨の同級生の朝壬と、おかっぱ頭の小さい鬼の小角鬼の、馬鹿馬鹿しくもくだらない(笑)日常を綴…

古来より、いにしえに伝わる神々が住む森がある。人々は、その森を崇め、 共に生きてきた。しかし、その森は、 呪われた森とも呼ぶ。人間は決して、 立ち入ることは禁じられ、共に生きると…

じいちゃんの家の蔵にあった壺に吸い込まれた慎太郎は、ヨウカイと人間の共存するおかしな世界に飛ばされた。

春にちなんで描いてみました～ 思い立ってすぐ書き始めてるので、出来次第更新していこうと思いますのでよろしくお願いします(^-^)

埼玉県生まれの浪人生、血洗島蛍。そこそこクズ。 そこそこ霊感がある。そこそこオカルトな問題を解決する。 そんな短編の連作です。 現在「姫ヶ淵の宴」更新中 霊界の戦に拐かされた血…

時は明治の文壇界。ひとりの男が郵便ポストを目指して歩む冒険譚。 （泉鏡花本人とその作品、周辺人物を題材にしたパロディです）

その身に無数の妖怪を宿した男子高校生、百枝通。 妖怪から解放されるべく、そして想いを成就すべく悩みに悩む彼であるが、そんな彼の事情とは裏腹に今日も事件は舞い込んでくる。 果たして…

　歩狼隊を率いる翡翠は、満開の枝垂れ桜の下で一人の妖と出会う。刀から銃へ、神の世から人の世へ。激動の時にありながら失われていくものを求める二人は惹かれ合うが、やがて時代の流れが全…

『ひとでなし？　ああ、あたしのことね！』 　怠惰な青年・神山隆二が、拾ったのは無駄ポジティブな幽霊少女・マオだった。 　なし崩し的に神山家に居候しはじめるマオ。マオに翻弄されつつ…

ー桜の花びらが薄桃色になったのは、哀しい理由がありました。 ー悲しみの中に咲く小さな朱い(あかい)花たちは、人間の本当の姿を伝えています。 　舞台は江戸時代末期。 　主人公、珠理…

異世界の菌類研究家『錬菌術師』の話。 2005年頃、詩のようなものとして作成した短文です。 『練菌術師と竜国の騒動』の世界観の元になっています。

高野れんげには秘密があった。 そのため、人と距離を置いていたが、ある日クラスメイトに声をかけられたことをきっかけに、彼女の状況が変化をはじめる。 さらに、新しく生まれたものが起こ…

真夏のある日。 僕は、少年「ツツカナ」と出会った。 彼の仕事は、街にあふれる「不思議」を見つけて退治すること。 水泳とジャージが縁で、僕は、学校に現われた、水の不思議ジャージ…

退屈ないつもの昼下がり。午後2時に少年はそれを見てしまった。鬱屈する日常に加えられた一振りのスパイス。

子供の頃、神隠しにあった事のある美月は、その時の記憶をずっと無くしていた。 ある日友達と訪れた神社。 そこで美月は、全ての記憶を取り戻す。

日常を惰性に過ごす主人公にある日メールが届く。それにより異形のものを呼び出してしまう。そこから、彼の刺激もなにもない生活は二重性を孕み、大きな変化を外にも内にももたらすことになる…

地元の進学校に推薦が決まったいた小鳥遊 三羽(たかなし みつば)は、とあることがきっかけに神獣 『鳳凰』が体に憑依してしまう。 『鳳凰』に恨みをもつ不老不死の青年、鳳 凰我(おお…

ネタバレあり。というかネタばれしまくり。 時空を操る能力を持つ悟流（さとる）の一族は怪士（あやかし）と呼ばれる魔物を狩ることが宿命であり、彼も日々怪士を狩り続ける。 ある時、悟…