「呼吸」を含む小説

気付いたら更新しているとても短い短編集。 これが何なのか私が教えてもらいたいぐらいです。

　田舎の長閑な環境と純朴な少女に憧れを抱いていた田々野凡人は、夏休みを利用して「限界村体験入村」に申し込む。そこで凡人はいきなり神社に監禁され美少女三人(一本木まつり・二枚貝あず…

　猛暑。 　いっそ殺人的でさえある陽射しが爛々と輝き、それが酷く鬱陶しい。 　何度も、何日も、変わらず、変化無く、ただただ繰り返される怠惰な俺の日常。 　其処に意味は無く、故に意…

「よう子！恋愛呼吸を整えるんじゃ！！恐怖を克服すれば呼吸が乱れることはない！安定した呼吸と収入こそが女子力の源！」 「わかりました！」よう子はまだ見ぬ彼ぴっぴを思い描きながら万感…

　女嫌いもはなはだしい晶の腕をつかんだボロボロのそれは、あろうことか極度の男性恐怖症の遥だった。 　男性に近づくだけで過呼吸や蕁麻疹が出るほどの男性恐怖症の遥なのに、なぜか晶のこ…

「小説を書く」にあたって構成・文章など、まだまだ勉強不足を思い知ったので、その練習の場として設けました。 表題は、自分への戒めとして。 基本1万文字以下の短編です。 不定期更新…

新横浜は山を削って、その土で谷を埋めて造成された平坦な土地です。 昔は駅の周辺には、ラブホテルしかなく、その後オフィスビルが建ち始めても、ずっと居酒屋が一軒もない場所でした。 …

　野球世代別日本代表で実績を残した少年たちは黄金世代と呼ばれた。勝つことを義務付けられたその世代は敗北を知らず、呼吸をするようにごくごく自然に勝ち続けた。 　その世代を牽引した3…

ただ呼吸を繰り返すだけの世界に堕ちて来たのは、一筋の光でした。

水色の少女をめぐる薄い記憶。 主人公は選択肢に恵まれた高校生。 周囲からの承認と否定だけを材料にした、 極めて不安定な現実の中で、 確固たるものを求め、夜の闇へ迷い込んで行く。 …

世界に天使が降臨するようになって百年。天使は人々に災厄と幸福をもたらしていた。 天使に対する尊敬と畏怖により生まれた、「天使教会」が大きな力を持つ中、 天使のもたらす魔力を利用し…

春休みの一日。 *この作品は「小説家になろう」にも掲載しています。

　結婚三年目。子供なし。 　ホワイトデーどころか結婚記念日すらも忘れる夫。 　かつて思い描いていた「奥さん」や「お母さん」の姿とは程遠い私。 　幸せって、何だろう？

あらすじ 『――十七歳になるまでに３０デシコロンの孤独を集めると、魔法使いになれるんだ』 不登校の引きこもり時代にそう言ってくれた姉は、十七歳になることは無くこの世から消えて…

きみがいて、水が流れて、魚が跳ねて、空は広くて、風は涼しくて、日差しは暑くて、水鳥が笑って、釣り糸が揺れて、僕がいた。 さよなら、六月。