故障だったらよかったのですが、本当に童貞力が活躍する話です(大事な点なのでメモしておきましょう)
概要としては、童貞が過疎な村へ招待されて、可愛い女の子たちとイチャラブします。キャラも舞台設定も潔いぐらいイチャラブに全数値を割り振ってあり、イチャラブが必須栄養素の方々を直撃するはずです。
基本的には難しいことを考えず、さーっと読み進めていける内容なので、肩の力を抜いてお楽しみください。
――しかし、物語の〆になると、作者こん身の訴えが炸裂します。可愛い女の子たちのイチャラブで心を無防備にされたところへ、現実社会のしがらみが染みこんできます。すると物語前半部における限界集落の意味がにわかに変化します。
もしかしたらラブコメの皮をかぶった社会派作品なのかもしれませんね。
全編通してテンションが高い、下ネタ率が高いラブコメディーです。
限界集落に移住する主人公が課せられたのは子種を提供すること。
三人の女の子に波状攻撃のように迫られる主人公が、展開に一喜一憂する様は読んでいて共感できたり、もったいないと思ったり、哀れだと合掌したり。
編入した学校生活もえっちいハプニングを、強要されるカリキュラムばかり。
果たして主人公は童貞を貫き通すのか、それとも――――
あらすじにあるように今後の展開が楽しみな作品です。
(刺し身はやっぱり、お皿の上に乗ってるのを食べたいなあ(-_-).。o○0〇
完結おめでとうございます。
1月28日現在完結に際してレビューを編集させていただきます。
まさかそうくるとは思っていなかった。
ただの下ネタかと思いきや、予想外に社会派な終わり方をしました。
社会のあり方、ひととひととの繋がり方を問いかける一作。
限界村のすべてがいいわけではない、ひとはいないし妙な呪い(?)もある、けれど凡人が過ごした日々は確かに素敵なものだったのだ。そういう凡人なりの真実への愛や信念が貫かれたのにはほっとさせられました。
しかし、凡人、なんていいやつなんだ。
私は凡人を称えたい。お前はいい童貞だ。
ラストシーンであんなことを言っていますが、『その時』はきっと考えて考えて考え抜いたはてに、誰も不幸にしないように、もしくは誰かを選んだことの責任を感じながら、誠実にやっていくんだろうな、と思うんですよ。
凡人はああはならない。きっとよき夫よき父親になるのでしょう。そんな気がします。
凡人と限界村の女の子たちの未来が明るいものであることを祈ります。
いや、きっと明るいよ。だってみんないい子なんですもの。
素敵な作品をありがとうございました!
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(※以下12月下旬の物語が始まったばかりの頃に書いたレビューです)
怒涛のギャグの連発。おうちで一人声を出して笑ってもいい環境で読むことをお勧めします。キレッキレです。3行に1行は笑います。
生殖行為を神聖なものとみなす古き良き(?)伝統のある限界集落のお話。若者がこの作中に出てくる少女たちしかいないため彼女らは子供を作れない! そこで呼び寄せられたのが暇を持て余していた夏休みの高校生の主人公。主人公、うっかりの連発です。
現在まだ1話しかないのでそんな感じの概要しか語れないのが残念ですが、これからじゃんじゃん面白展開が押し寄せるものとみて期待の意味を込めて★を送らせていただきます。
元気のないときに読むといいのかもしれない。
一見しょうもないけど、作者様は実はとても頭のいい方なのでは……。