「体」を含む小説

　ーー２０２３年１０月１１日、未明。 　長野県の山中で、『新種生命体』の死骸が発見される。 　死骸は、巨大な蛇と複数人の人間を混ぜ合わせたような奇怪な見た目をしており、その正体…

皆既月食の夜、主人公は突如異世界に転移し、体が張り裂けそうになる。 しかし偶然そこに現れた陰陽師の少女、蘆屋道満によって一命を取り留める。 どうやら主人公は108体存在する「…

シソウは魔装人形だ。細部まで造られた人を模した機械(からくり)、その人の魔力(マナ)を再現する魔方陣が刻まれた人形体には自分すらわからない魂が定着されている。シソウは自分を探し、…

2025年、第三次世界大戦が勃発。5年の戦いで12億人の死傷者がでた。 人類はその三度目の悲劇を経験し、そして2045年、世界共同体の設立を宣言した。 それから更に40年―――…

　本作品は短編小説『幼稚な神様、スタディ中』の続編になっています。 　異世界の神は自分が転生した勇者に殺されてしまった。 　神は納得できない。 　文句の一つでも言いたくなった…

その塔は 太古の昔よりそこに在り 誰もが知るところでありながら 何人も立ち入る事を禁じられていた 空を仰げば目に映えたる青霞 時折きらりと　瞬く塔体 輝く頂 眩しく…

見知らぬ人間が、血のにじんだ擦り傷にしゃぶりついた― 物語の中で見えてくる、一組の男女。 ある病院の火災、ある中学で行われた講演、ある変死体。 すべての話は、ある“血”について…

　十川真尋は、体が頑丈なだけの高校生である。そんな彼の絶大な生命力を持つ魂が欲しい死神、ウエンは彼の生活に纏わりつくことになる。そんな彼と死神はやがて、お互いの目的のため様々な心…

【カクヨムコン８に参加させる予定の作品です】 侯爵家令嬢のヒルノ・クリムブリュレは、ある日、前世の記憶を思い出す。 彼女の前世は今井紗季という人物で、光名りるという名前を使い…

【台本形式・セリフ主体の作品です】 　ミュールは人間の姿になれるスライムである。 　数年前にご主人に助けられてから、一緒にとある街で生活をしている。 　近所の人は優しいし、何よ…

あきおとうつおという、名は体を表すふたりの精神が入れ替わってしまう うつおの病気があきおを苦しめる

むかしむかし。人類がまだ、アダムとイヴしかいなかった頃のお話。 アダムとイヴはエデンの園で、神様の庇護のもと平和な毎日を過ごしていたのだが、ある日、そんな平和が乱されてしまう…

　目覚めた彼の体は飛行船で記憶がほとんどなく、名前も思い出せない。元は人間だった事や五感の感覚、断片的な元の世界の知識だけしか覚えていなかった。自分の中にいる少女たちにも見覚えは…

体を端から丁寧に崩壊させる嫌な音。あの日、その音が僕を侵食した。 そこから時が経ち、現在は2025年秋。 信州の山奥で渉影二は弓を引く。 そこで何かえも言えぬ奇妙な現象が身体を…

最近、身の回りに奇妙なことが起こっていたくりこは、散歩中に遊歩道が歯車のようになって体が運ばれていくという超自然な体験をする。その先で出会った青年はくりこと同じ、先祖代々の指輪を…

　栗原まどか。通称クリちゃん。出産フェチで、他の女性が出産している所を見たり想像したりとか、自分が出産している所を想像しながらでないと絶頂に達することができない。 　まどかは人…

10年前に交通事故で母親と妹を亡くした天城蒼介（あまぎ そうすけ）は6月のある日 家に帰ると、いつもは帰りが遅い父親の天城耕史（あまぎ こうじ）が帰ってきていた。 そして父親の隣…

　ファンタジーSLG『ザ・ロード・オブ・キング』の世界に飛ばされ、悪戦苦闘と悲恋までつけて私はこの世界に返ってきた。 　と、思ったらそのSLGと同じ世界で作られた乙女ゲーに今度は…

地球外生命体が地球に住み着いてしまい、食事の材料として使われる世界。知能がある生命体を食べるのは倫理的に問題があるかというテーマでレポートの提出を求められた大学生の話です。

　世界をパニックに陥れた大疫災によって世界の人口が半分まで減ってしまった近未来、人類は３つの系統に分かれていました。 　ひとつは「世界のマジョリティ、俺たちこそ人類代表！」体内に…