「あの☂」を含む小説

親友が、姉に告白した。断られた。 そりゃそうだ。姉はノーマルだ。あの子と．．．私と違って

友人の明と美咲とハウスシェアをして暮らしている佐伯汐美。賑やかに集まって生活しているが、彼女には実家を捨ててきたという負い目がある。 家庭を顧みない父親、ヒステリックな母親、そし…

簡素な題名。「なぞ」が解けた時、この題名は色を付ける。 カクヨム甲子園2023 中間選考突破作品

神永桜、17歳の話です。 色々あったけど、今は楽しく毎日を過ごしています。 友達も良い子ばかりで、私なんかがこんなに幸せで良いのかなって思うけど、幸せをちゃんと受け入れなきゃ、あ…

私はテニスに打ち込んでいたのだが、あの事件があって、ある思いを胸に音羽女学院に進学した。私への噂を流した犯人と思われる人、そこのテニス部のエースなのだ。入部、早々、その人にしごか…

とある夜、失恋の仕方に迷い落ち込んでいた一花は、幼馴染みが営む『Petit cadeau』を訪れた。 椎の手助けによって、正しい失恋を終えた一花。 それからというもの、一花は再…

赤茶色の空、安い煙草の煙、巨大な銃。 蒸気生命たちを屠るたびに、青年は嘆息する。 今日も、とどかない。 あの背中に。 ねえ、おじさん。 どうして俺に、見送らせてくれなかったんだ…

お盆の期間限定の『おうた』 三十一文字（みそひともじ）で　詠んだ　お盆 「寒蝉鳴」七十二候で、8/13〜8/17の頃。 ※「情景ことば選び辞典」学研 2019 参照。

その洋館は、私たちの通う小学校の帰り道に建っています。 私たちはそこにはなるべく近づかないように言われているの。だってその誰もいないはずの洋館には、雨の日に近づくとそこの幽霊に攫…

少し昔の日本のとある村 夏祭りの夜、お面をつけた少年と出会う 怪奇×ボーイズラブ

あの日あの時あの人と食べた、今でも忘れられないカレーがある。覚えてるかい？確かに僕には美味しいカレーの時間があったんだ。 懐かしさも悲しさも嬉しさもスパイスになって僕達のこれから…

穢れを浄化する神子として異世界に召喚された高校生の志摩燈華は、召喚されると同時に賜った、神子に相応しい超絶美少女の姿で、仲間と共に世界を救った。が、その後に、信頼していた仲間たち…

　Side　南雲　浩一 　あの時まで、僕は何でもない空っぽの僕だった。 　ユーラシア大陸中央部に位置するヴァイスハイト帝国の軍事侵攻。 　日本の自衛隊の敗北。 　そして…

　あの夏、俺は後ろ足が一本使えない、三本足の蛙「スリー」に出会った。育児放棄をする母親から引き離され、叔父と二人暮らしの俺。学校の窓の外に見える、片足の少女。理不尽への嫌悪と、何…

小昏い意識の谷底で忘れさられた記憶が溶けあい、いつか一つの淋しい街をつくった。 さびれ静まりかえったその街で、影法師のような人々とぼくはめったにものも言わずひっそり暮らしていた―…

わがままで一途な恋の末に生まれた三人の子どもたち。 世間から見れば歪な家族でも、 子どもたちはお母さんが大好きです。 第一部「青い導火線　クセモノたちの狂詩曲」第二部「Lot…

　僕は、クラス内の上位でも下位でもない、ある女の子に人生を変えられた、周りよりも少し幸せとも言えて不幸ともいえる普通の高校生。 　その女の子のことが僕は好きだ。これが恋愛的な感…

〈主要登場人物〉 ・上村琴音（かみむらことね）…乙幡村に住む少女。星野歩の幼馴染。 ・星野歩（ほしのあゆむ）…乙幡村に住んでいた少年。上村琴音の幼馴染。 〈注意事項〉 作品に出…