「ドレス」を含む小説

Ｉ字型のバーカウンターに立つマスターが、静かにグラスを磨いている。そこへ、一人の女性が腰を下ろした。赤い口紅が印象的な女性だ。彼女が身に纏う藍色のナイトドレスは、いくつものライト…

騎士のジョシュア様は貧乏貴族出身。直接の血の繋がりはないけれど親類と言えなくもないから、商人の父は張り切って援助をしている。 そんな付き合いが十年以上続いていて、私たちは一緒にド…

◆茶うさぎのアリスティアは郊外でお針の仕事を王女に向けて特別に受けていた。 とうとう王宮に呼ばれることになり、銀髪碧眼の気品ある第四王女シャーロットと出会う。 二人は友達になるが…

長年の憧れである園芸に手を出した時、それが終わりなき沼への第一歩だとは、気付くよしもなかった。 凝り性の筆者が嵌った沼と、華麗なる花々＆その他が織りなすノンフィクション・エッセイ。

　街の隅の小さな建物、そこにはとあるデリバリーサービスが存在していた。 〝出張裁縫屋〟 求める者のオーダーを聞き衣類やその他諸々の修繕、制作を行う。 店のオーナーである老婆 派…

僕はフツーのサラリーマン 推しは女性シンガーKAYA KAYAは新人時にアイドルグループの一員としてデビューし年末の一大イベントにも初出場していた。 ある日仕事帰りの僕が駅前…

魔王軍と勇者軍が停戦してから、二十年。 世界の命運は、魔王の息子と勇者の息子による武術試合に任されていた。 が、肝心の魔王の息子はアイドルオタク、勇者の息子はお針子志望だったのだ…

サーカス団長の娘である主人公、アカネはいたって平凡な少女であると自負していた。 黒い髪に赤い瞳、不気味なほど青白い肌にいつも身にまとう黒いドレス。 陽の光に弱い彼女はいつもパラソ…

以前書いた、『性別を隠して警備隊に入ったのがバレたら、女嫌いの総隊長の偽恋人になりました』の番外編となっています。 本編はこちらです。 https://kakuyomu.jp/w…

色鮮やかなドレス、キラキラと星屑を散りばめた装飾品。花が咲いたようなお化粧をしたお姫様達。その中で私は、使い古してくたびれた給仕服で、何をつけたかわからない汚れを気にしながら、そ…

遠距離恋愛中の美香と卓は久しぶりに会って食事に行くことになった。 久しぶりのデートに美香は喜び、気合を入れて綺麗なドレスに身を包み、卓と待ち合わせているレストラン前へと向かう。

未来を願い僕らは婚約をした。涙の中で譲れない想いを抱いて。いつでも守れると信じてた。雨上がりの中で結婚式は行われていた。花嫁姿の君は、とても美しかった。何かを抱えて君は僕の側にい…

人類が銀河系を越えて外宇宙への植民を進める時代。 海王星に酷似した環境を持つ惑星カンディアの衛星の一つであり、土星の衛星エンケラドゥスに酷似した環境を持つ第三衛星イラクリオン。 …

亜沙妃のもとに送られてきたのはまさにその写真だった。呪いの解き方を見つけるも「それはデマ」と指摘をされ、さらに別の解き方を教えられる。一体何が「本当の呪いの解き方」なのか････…

夢未は本が大好きな小学5年生。栞町にある星降る書店の店主さんが憧れの人。 ある日、星降る書店の児童書コーナーが本の中の世界に通じているのを見つけてしまう。 ロマンス小説の名手モン…

リリーには幼い頃に決められた王子の婚約者がいたが、その婚約者の誕生日パーティーで婚約者はミーネと入場し挨拶して歩きファーストダンスまで踊る始末。国王と王妃に謝られ、贈り物も準備さ…

元カレと幼馴染の結婚式に呼ばれた「私」は、復讐として彼からもらったドレスを身に付けていった。けれど彼はそれに気づかない。復讐すらもままならないと知った私は、会場を抜け出す。そこで…

当作品はアルファポリス社（レジーナブックス）より書籍化されています！ そのため、規約に則り物語の3分の2は現在非公開処理とさせていただいています。 続編につきましては是非書籍もし…

　赤貧に喘ぐ賃金労働者、金梨ふさよの唯一の楽しみ。それは想いを寄せる同僚、不方泰山に職場で会える日々だった。だがふさよは突然二ヶ月後に職場が無くなる事を通告される。 　そしてふ…

69番目の詩集です。（※重複投稿しています）