思い出しましたね、ウェディングドレスを選んだあの日のことを。
すんごい量あるわけですよ。この中から一着を選べとか、無理ゲーでしょうよ、って。もうね、パートナーの協力も必須なんですよ。だんだんね、頭もおかしくなってくるから。そんで疲れて面倒になってくるから。
パートナーのね、
「よく似合ってるよ」
「さっきのよりもこっちが良い」
「むしろ君が好き」
こういう感じの、多少ね、歯が浮くような台詞を吐いてもらってね、気持ちアゲアゲで望まないと勝てない戦いなんですよ。
けれどこのドレス選び、女性側はいままで男のふりをしてきたクリスちゃんだし、男性側は『あの』女嫌いで有名なヒューゴ隊長なんですよ。女性側も選び慣れてなければ、男性側も褒め慣れてない!
これは!
詰んだ!
大丈夫か!?
ほんとにこれ最後うまいことおさまるのか!?
色んな意味でハラハラしますが、そこはもうご安心ください!
何だかもうこの二人のこういうやつ、ずーっと見ていたいです。
これは続編。
クリス女史は男と偽って警備隊で働いていました。
警備隊の隊長はイケメン、モテモテにして女嫌い、お貴族様のヒューゴ様。
なんというワガママなお坊ちゃんだ。
女嫌いだから警備隊に女は絶対に入れん! と固く心に誓っています。
そんなひと仕事のあと、水浴びしたクリス女史にラッキースケベ事案が発生。
隊長に全裸で遭遇。さすがにバレますな。なっ、ついてない!?
てなわけで警備隊からお払い箱になるクリスだけれども、
天はクリスを見捨てなかった。たぶん面白がった。
隊長の婚約者のフリをすることに。
そんな本編からの、番外編。
今回はドレスを買うという困難極まる作戦である。
なぜ困難極まるかというと、庶民のクリスはドレスのことなんか
知らないし、ドレスどころかファッションにも疎いから!
ミッション・インポッシブルの(トム・)クルーズとクリス、
名前が似ているし(そうでもないか)、ミッションをクリアするのだっ!
しかも、バディは女嫌いで通してきたヒューゴ隊長。
婚約者のフリから、今はどうにか彼氏に落ち着いています。
たよりねえ。