「陽月」を含む小説

祐介が自由研究として作ったのは、三竦みを利用したゲームだった。作ったゲームを父と実際にプレイして、検証をおこなう。 カクヨム3周年記念選手権への参加作品です。 1日目のお題は「…

クリスマスの朝、プレゼントの包みを開けた美夜（ミヤ）は、泣きそうになりながら母親がいる台所に走る。「お母さん、サンタさん捕まえてきて。プレゼントが間違ってる！」

「どうだった？」そう尋ねる母に、「ごめんなさい、盗まれちゃって」沙也香は頭を下げた。母が大切にしていた、ダイヤモンドの指輪が偽物だったが、それを告げることができず、嘘をついた。 …

起きた時、近くにいた白猫が、どうにもついてこいという動作をします。とりあえずついていくメル。案内された先にいたのは、木から降りられなくなった黒猫で。 『小説×音楽×動画　新進気…

ひいじいちゃんが子どもだった頃、体験したちょっと不思議な狐の話。自転車を押してくれたのは、どうやら狐だったようです。 自主企画『キツネに関するお話って素敵だと思いませんか』用に…

夏合宿の夜、怪談話をする部員たち。ある部員が話し始めたのは、小さい頃は立入禁止だった父の書斎の話で。 自主企画『種本創作トレーニング』（https://kakuyomu.jp/…

小さな部屋が沢山あるこの場所は、家族を安楽死させる場所。最期の一時を過ごしながら、家族は色々と思い出す。思い直す場合も多い。そんな中、ある部屋は痴呆症の祖父と連れてきた孫だった。…

父が他界し、葬儀の準備に追われる。そんな中、死者を生ける屍にするという不気味な張り紙を目にした。 自主企画『泣けるゾンビ作品が読みたい』（https://kakuyomu.jp…

夫の実家で、夫と喧嘩をして、帰ると飛び出したはいいものの、田舎の無人駅は暗く、心細い。ようやく電車がやってきたと思えば、ドアが開かず、去って行った。 自主企画『本当には無かった…

患者を治療のために運んでいる宇宙船で、密航者が発見された。戻れば患者の命が保たない、そのまま進むには水が足りない。さて、どうするのか。 自主企画『短編SF書きのための「方程式も…

人柱として、橋脚と共に川に捧げられた少女を助けたのは、橋を壊している犯人の蛟（みずち）だった。少女と蛟の問答です。 自主企画『もふもふ、ぺたぺた小説集まれ！』（https://…

山菜採りに夢中になって、知らない山で仲間とはぐれてしまった。どうしたものかと考えているところへ、小学生くらいの子どもが現れて。 自主企画『短編を書いてみよう！？(三段話作成委員…

小学校の友人からの久しぶりのメールは、同窓会のお知らせだった。閉校になる小学校で同窓会をしませんかと。 自主企画『三題噺はお好きですか？』（https://kakuyomu.j…

娘がおばあちゃんの家に行きたいと言うが、どうにも怪しい。内緒内緒、知られないように。 会話のみでお送りいたします。 自主企画『期間限定執筆大会！6月のテーマは「屋根裏部屋」』（…

友人から、最後の絵の完成を見届けて欲しいと手紙が来た。あの日、あの月を見た日から、彼は魔法にかかったかのように、月のある絵ばかりを描いていた。 自主企画『第2回偽教授画題杯　テ…

京都への旅行のついでに、せっかくだから琵琶湖を見ておこうと足を伸ばす。烏丸半島の琵琶湖博物館と、水生植物公園みずの森を訪れる。 自主企画『短編で地元を旅しよう』（https:/…

伊賀といえば、忍者が有名ですが、数多くの中世の城跡が残っている地でもあります。 自主企画『短編で地元を旅しよう』（https://kakuyomu.jp/user_events…

夜が明け切らぬ、田舎の小さな駅の短いホームに、少年が一人傍らにスーツケースを置いて、立っていた。余裕を見て家を出たら、早く着きすぎた。 自主企画『「少年」の続きを書いてください…

密かに憧れている女性、声を掛けることもできないでいるが、せめて同じ大学へ行こうと勉強をする。ある日、彼女が赤本で勉強している場面にあい、大学名を必死に確認すれば。 自主企画『気…

ある日の夕暮れ、たまたまであったその女性は、小学生の頃に遊んでいた人だった。違う学校へ進学し、疎遠になった人との偶然の再会。 自主企画『偽教授杯　絵画に基づく競作小説コンテスト…