「言霊 短編」を含む小説

ノイル達が版図で活躍する 遥か以前, 或いは遥か未来。 人間文明の残骸が残り香を放つ地上で, 石板に刻まれた幾つもの掌編があった。 ある皇国書記官によって《夢想》を介し 再篆刻さ…

　名越清子が口から発した言葉は現実になる。 　清子は自らの言霊によって、友人を殺してしまった過去がトラウマとなっていた。 　その日から自らの声を捨て去って生きてきた。一言も発する…

首都直下地震で生き残った主人公、鹿禅　譲（ろくぜん　ゆずる）は日々アルバイトに精を出していた。『心の荒廃』という新しい精神疾患が蔓延る中、ある日鹿禅は暴徒から理不尽に暴力を受ける…

世界では、人類が滅びかかっていた。人口は最大時に比べて１割以下となった。 AIは残った人類のため、複数の崇拝対象をつくった。 女性、超越者だと一目でわかるビジュアル。「言霊」と…

男は、売れない小説家である。 素寒貧の男が深夜に小腹を満たそうとするが…

ネットやSNSの流行により、言葉によって人が傷つき時には命を失うほどまでに言葉の力が増大。 結果、言葉は人の身体を容赦なくコントロールするようになった。 そんな、思い浮かべたフレ…

千の名をもつ人々の口からこぼれる言霊。 花咲くように広がり、そして散りゆく想い。 オムニバスになります。

小説家志望の雨宮悟は、フリーの校正者・辻島北斗の助手兼家政夫をしている。辻島は不出来な小説を他人に音読させ、口頭で話の辻褄を合わせることにより、その小説原稿そのものを改変できると…

どこにでもある、言霊の羅列。 感じる人は立ち止まり、 そうでない人は風のように通り過ぎる。 そんなちっぽけな、作品集です。たぶん。

御鎮座・明治27年 　「　世 結 神 社　」（よゆい じんじゃ） 当社は二柱の言霊の神様をお祭りする神社です。 明治27年、勅令による鎮座より此の方、『言霊の神』また『物語、和…

私立K高校に通う黒須夏生（クロス ナツオ）は、幼馴染の烏丸春子（カラスマ ハルコ）、バンド仲間の樫原龍平（カシハラ リュウヘイ）と共にバンドで青春を謳歌していたのだが、高校生活も…

ある企みを失敗し続け5年経つ男がいた。 男の名は宗田大星。 夏の夜、彼は心に映し出した「彼女」に対し、企みに賭けた自らの運命について問い掛ける。 そして彼は次第に、自分が賭け、そ…

女子高生の杏子は口が悪い。 今日も、思い通りにならないことでいちいち悪態をつき、気に入らないクラスメイトの悪口を並べ立てる。 ところが、転んで後頭部を強く打った日を境に、杏子には…

短編ホラーです。怖くなかったらごめんなさい🙏。

人の言葉がすべて「言霊」として目に見えて、さらに手で触れることができる「言霊揺らし」と呼ばれる人の日常エッセイ風短編。11/21に1～4話公開しました。 2017年に少部数発行…