「春は 戦争」を含む小説

昭和十四年、雨宿りで出会った女には秘密があった――。 まだ戦争が対岸の火事と思っている昭和前期の日本。本屋で出会った美女に一目惚れした主人公は、仕事帰りに足繁く通う中、彼女の持つ…

東京浅草、言問橋の上。高等女学校5年生の菅野桜は炎に巻かれる。昭和20年3月10日の未明は、火の雨降る東京大空襲の日だった。 それから数十年後、マンションの工事現場に埋まってい…

東西南北、四つの方角の国の平和と国民を 守る王族達。 春の東洋国 夏の南洋国 秋の西洋国 冬の北洋国。 それぞれの国で戦争で争ってきたが それは昔の話、今ではどの国もお互い 平和…

※ネタバレ注意 ある秋の昼下がり、お魚が大好きでテレビにもよく出演する魚類博士兼大人気タレントも大好きな、魚春という名前の十歳で小学五年生の少年は、いつものように近所の海を訪れ、…

※ 旧題『龍久国継承戦:九人の皇子と九柱の大魔』 「戦うイケメン」中編コンテストで優秀賞を受賞しました。ありがとうございます。 書籍化につき改題。2/10発売。アニメイト、メロン…

※ネタバレ注意 見た目通りに運動が苦手なおばちゃんっ子の細田太くんは中学校二年生の春には体重が限界突破していた。花を愛でるのが趣味の彼は、大きすぎる体積のおかげで暴力行為とは無…

　共和国陸軍の大尉であるイアンは、マイナー部署である独立図書館連隊の中隊長。市民からの寄付運動や基地の図書室の整備などを務めていた彼らは、ある日、新任の連隊長ランダ中佐から、新た…

ゆあんさん自主企画であります『筆致は物語を超えるか』へ参加させて頂きました。ストーリーを元に書かせて頂きました。 もし、戦争がなかったなら、2人は結ばれていたのでしょうか・・・…

春。ある一人の男が目を覚ました。 それから「私」は、巡りゆく季節のなか、男の姿をそばで見守る。 一人の男と「私」が過ごした、春夏秋冬の物語。

風連は2年の兵役を終え、故郷へと向かっていた。列車の中で幼馴染の娘・キキョウと出会い、故郷の町へ向かうと言うので同じ席で乗りあうこととなった。降りた駅のロータリーで風連は思いがけ…

俳句＆掌編執筆三昧のアクセントに素人短歌を少しばかり。

昭和六年の春 十六歳になる秋川千佳は、ある日突然訪ねて来た佐々木隆と出会う 『この人がお前のお婿さんだ』 父にそう言われ、千佳は今日初めて出会った軍人さんとその日のうちに祝言…

勝利の祝杯に酔う賑わいの中、春を売る娼婦たちは兵士たちの手を引いていた。 戦争の終わりに皆が喜ぶ中、一人の娼婦は窓の外を暗く眺めていた。 「平和、ねぇ」 彼女が平和を望まない理由…

10年前、ヴィルゴ共和国が枯渇化した資源を補うために始めた隣国との戦争によって、世界は永遠の冬に包まれた。そんな中、国の政治に不満をもつ「スピカ」と「キョート」は共に亡命を企てて…

舞台は架空国家「ソロキドス」。 大きな内戦の後、混乱の時代のなかで不条理を目の当たりにしながらも、それぞれに選択と決断をしたある三人の物語です。 ※「小説家になろう」にも公開し…

アンネの住む国エクストリアでは中等学校三年の春に、魔法因子摘発検査が行われる。その検査で魔法の才能を見出された者は魔法学校へと送られる。魔法学校に召集されるということは戦争の前線…

・あらすじ 　県立八健高校に通う２年生、辰野　聖隆（たつの　まさたか）くんはサッカー部。若干、空気は読めないけど、見た目もいいし速度超過型ドリブラーだし適度にアホだし、女の子と…

中学二年生の少年・進鶯は、その日自宅の マンションから飛び降り、志半ばでその命を落とした──筈だった。気が付くと、自身の身体は見知らぬ少女の部屋にある大きな鏡へと転移しており、不…

人生が終わる前へ

東欧の無惨を羨む者共が、もう間もなく此処へ来る。 私は最早動けぬ身だから。 あなたには。