「恋文 短編」を含む小説

僕には子供の頃から決められている許婚がいた。けれどお互い特に相手のことが好きと言うわけでもなく、月に2度の『デート』と言う名目の顔合わせをするだけの間柄だった。そんなある日僕の元…

誰かが書いて行った、宛先無しのラブレター。

恋に必要な言葉がいくつあるかを知ってしまうまでは恋ができると知ってる

代筆屋を営む私の元に、一人の旦那が手紙をもってやってきた。 それは、菊乃からの手紙。 旦那から受け取った扇子に書かれた返歌を読み、行動する。

向井百太は、人生で初めて恋に落ちた。彼は思いのすべてを恋文に乗せて届けることにしたんだ。 二話完結、手早く読める、甘くも切ない青春の１ページを彩る作品。

夏休み 気分が浮かれる反面、宿題もたんまり出る。 僕は、特に読書感想文が苦手だった。 そこで、クラスメイトに勧められた「君がおくる恋文小説」を読んだ時の感想を書きました。 読書…

崩壊しかけた夫婦関係。 夫がオンラインゲームで遊んでいることを知った私は、正体を隠して夫に近づいた。 これをきっかけに、夫婦関係修復の糸口がつかめるのではないかと思ったけれど、 …

🏆2022年4月 第一回表参道文學賞大賞受賞作品🏆 高校生の私(大崎由香)は、サッカー部のエースでもうすぐ卒業してしまう校内の人気者 時田先輩に初めての恋文を部活最終日に直接手…

※5月23日は『恋文の日』、そして『キスの日』。

私は前の席に座る甲斐が好きだ。 休み時間中、ずっとしょうもない話をふっかける。 「しゃーねえな」が口癖の彼との時間が、私は何より楽しい。 けど――。 あいつは、誰もが目を惹かれる…

素直になれないお嬢様女学生と無表情書生さんの、少し不思議な微糖恋物語。 女学校に通う『碧子』は、ある日教室にいた幽霊に取り憑かれてしまう。 幽霊の正体は一週間前に事故でこの世を…

はじめて書いた恋文は、私の想いをうまく書ききれないような気がして……。 だから私は、この想いを伝えにあなたの元へと向かいます。

今更照れくさくて言えないことを、手紙で伝えようとする女の子の話。

愛する人への恋文です。

この二年間、片想いした須崎は今日引っ越してしまう。 見送りに来た私は彼に餞別を渡した。 でもそれにはある悪戯が仕掛けられていて――。 あん 彩句さん主催の自主企画『ラブレターを…

恋をするあなたへ。 恋をした人たちより。

金石水月さんの『恋文に込められた気持ち』に刺激をいただいて書いた、ラブレターにまつわるお話です。 　　✳︎ ✳︎ ✳︎ 金石水月さん（@m…

山田は隣の席に座っている。 手を伸ばせば届きそうだけれど、その距離はどこまでも遠い。 ※ハッピーエンドではありません。

疑うべきは日常。 毎朝の部位破壊。唐突の衝突。暴言。暴行・・・・。数えれば数えるだけ幸せ指数は大幅にダウン。 だがそんな日常にも1輪の花ならぬ1枚の文が届く。 それは蜜と毒の面を…

「ここって幽霊研究員がいるって聞いたんですけど……本当ですか？」 王立研究所の植物再生研究室に勤めるシュリは、おしゃれに無頓着の研究者。研究室に勤めて三年目になるが、一度も姿を…