「不確定」を含む小説

KAC20243応募作。お題「箱」 パラレルワールドとか。 不確定性原理とか。 量子論とか。 本格的なやつではなく、「すこし不思議」なＳＦです。

社会が狭いとはよく言ったもので 過去とうまくつながりだしては 不確定な未来の端くれが生まれるものだ。

予定している未来は、不確定なもの だから、歩くことを止めるわけにはいかない

　ある晴れた日、孤高の図書館司書・ケイは、ひそかに開発していた量子図書館を完成させた。 　過去・現在・未来、あらゆる時代の書物が、電子的に借りられる世界初の試みだ。 　しかし、量…

　東京のとある片隅で、世界は螺旋を描いていた。 　街角の喫茶店は木洩れ日の間にひそかに息づいており、コーヒーの湯気が空間をねじ曲げていた。 「時間が逆行するなんて、非現実的だよ…

　アレックスの日々続くはずのルーチンが突如、一変したのは、アレックスが地表の未知の生命体を発見した日のことでした。 　その存在は、科学の奥深い領域とも、宇宙の無限の可能性とも、つ…

　シェルター内に引き籠って行き詰まった人類は、安楽死で種の歴史を終わらせることを選択した。 　人類が土に還るまでを見届けるために造られた管理システムでありAIであるヒュプノスは、…

私は金木犀を育て始めた。君の死を認めないために。君といつまでも一緒にいるために……

不確定な噂が多い”じゅうじん病院”と呼ばれる廃墟…そこを訪れた者が遭遇する一つの真実とは…？

龍と人とが戦争する世界で、能力不足を理由に組織を追放されたと思ったら、「貴方は龍の王、その生まれ変わりです」と伝えられ……。 「今この世界にはラーメン屋が一つしかない。他には無…

2016年8月1日　17時09分

不確定な日常、思考実験、のんびりゲーム、まったりアニメ、ときどきマジメ、基本は怠惰。 おもちゃ箱には、たくさんのガラクタ。 でも、その中にもしかしたら本物の宝物が埋もれているか…

不確定に決められた型に無理やり押し込めたのは誰か。

　乃上有（のがみゆう）　蜜柑（みかん）は坂野傘（さかのかさ）高校に通っており、今事記部（こんじきぶ）、通称こんぶと呼ばれる部活の部長をしている高校2年の女子高生である。 　社交的…

「家族って、ずっと一緒だと思ってた」 ぶっきらぼうな性格だが重度のシスコン妹・楓（かえで）、高校二年生。 単独行動好きだが妹思いな姉、美皓（みしろ）、大学三年生。 両親の離婚…

〈※電撃大賞応募用あらすじ 800字ジャスト〉 　マイアミのビーチで遊んでいた若いカップルが、空から降って来たホオジロザメに襲われる。 　事件の捜査に当たった市警のマーティー警…

公開とは何だろうか。

ある時ある場所で現れる店 蜃気楼の様に不確定 この店に心囚われた人には当たり前に見える そんなお店で繰り広げるエピソード

文化祭の出し物を決める投票の結果―― 決まったのは「マンガ博物館」 直前まで、わたしの案「古代生物の生態展示」で決まりかけたのに、クラスの人気者がいきなり出した案に敗れてしまう…