「西洋風」を含む小説

西洋風ファンタジー「獅子の傍系」第三章。 地下に隠れた古き国の騎士団長が、過去を知り、未来を垣間見た上で、大切な人々を守る為に行う選択とは。

　とある国の小さな町、そこは傭兵と鍛治の集う場所。 　鉄と血と荒くれたちの匂いがするそんな街。 　そこで一人の少年が剣を打っていた。 　少年は槌を振るう。 　かん、かんと…

俺、雲龍寺　柊は小説家志望のどこにでもいそうな普通の大学生。そんなある日、居眠り運転の車から一匹の猫を助け植物状態になってしまう。その間、意識は助けた猫の飼い主である女神がいる世…

俺は佐藤平祐。平凡な高校二年生。学力も平均的でスポーツもそこそこできる。部活は剣道部に所属し、成績もそこそこ。まあ、時々なぜかわからないけど、テストで高得点を取ったり、部活では県…

西洋風ファンタジー「獅子の傍系」第二章。 幼い頃の少年の命を救ってくれた騎士は、『新しき国』に害を為す、滅びたはずの『古き国』の騎士ではないかと教えられる。恩人を捜すために騎士見…

【6/24夜～26夜の短期連載です。全11話】 王城勤めの騎士団員シリウス・スコルピオン（25）。 真面目一徹でややワーカーホリック気味。 流行に疎く、無骨な性格で女性と接するの…

　海軍司令官のジークフリート・アドルフ（２５）と海軍兵、アルべリヒ・ベルツ（２５）は船で船員を連れ、ライン川のローレライ岩付近を走っていた。ジークフリートとアルべリヒは同じ田舎村…

西洋風ファンタジー「獅子の傍系」断章。 「悪しきモノ」を滅ぼしたあと、木の陰で休んでいた古き国の騎士ラウドを見つけたのは、古き国を滅ぼした新しき国の獅子王レーヴェ。

花とクリーム菓子とアコーディオンの都・ピエトラ。いずれ旧首都と呼ばれる華美な公国の朝は青年の笑い声で始まる。母親のおかしな醜聞、師範の結婚、窓辺の君の愛らしい我儘──今朝の事のよ…

西洋風ファンタジー「獅子の傍系」序章。 計略で自軍を陥れた騎士を、獅子王は自分の陣営に加えたいと望む。

西洋風ファンタジー「獅子の傍系」第一章。 平凡な自分が騎士として迎えられ、幼馴染みの従妹ライラが女王になっている夢を見たその朝、ルージャが父親と伯父伯母と暮らしていた小さな集落は…

　魔剣時代っつってさ、エルフもドラゴンもそこら辺、跋扈跋扈してた頃の話よ。そん頃っつったら、弱小虫けらピーポーなんて、ガイアの端でかろうじて息してたレベルっすわ。 　んなやべえ時…

ラグランド第二王子殿下とシュプリーム侯爵家の令嬢ベルマ。 兄王子のスペアであることをやめた第二王子殿下と一番星に届かなかったお嬢様の二人が結ばれるまでに捲ったこれまでの日々。 …

貴族令嬢のニーナは三回目の婚約破棄を受けた。婚約破棄の原因は、特別な神職『神子様』がニーナに良くないお告げをしたからだ。 このままでは一生結婚できないと思ったニーナは、ついに神子…

西洋風ファンタジー。 苛められ、無視された場所から逃げ出した少年ラッセが出会ったのは、十年ほど前に、大陸を支配する皇国によって滅ぼされた北方の島国『銀鉄の国』に暮らす人々の特徴で…

2022年５月に『龍に恋う四』『青薔薇アンティークの小公女』を同時刊行した際の、道草家守さんに伺ったインタビューを掲載。幅広いジャンルの小説で活躍する作家の、作品作りの源とは………

　王太子ヴィルヘルムは真実の愛の相手と思ったジェーンと結婚するために、婚約者で滅亡した王朝の娘キャサリンとの婚約破棄を決め存在を消すために処刑することにし。 　それが没落の始ま…

『戦神作戦』――それは戦時下の一大国策。 長引く戦況をあやぶみ、王室は貴族令息たちの出兵を決めた。伝説の英雄「戦神」にちなみ、いいなずけとなる令嬢たちをあてがったうえで。 これ…

王立学校に入学早々、私は肩身が狭い。 姉が自由気ままに高位貴族相手に浮名を流したせいで！ それでもくじけないのは同じ男爵位の婚約者がいるおかげ。 私は彼と学内でひっそりと過ごし、…

「怪物の森」と地元住民が恐れる森。 その森を通って敵軍を奇襲することになってしまった。気が進まないが、兵士であるからには従う義務がある。 森はまるで異空間で常識が通用しない。 次…