「古い」を含む小説

同じようなコトをやった人にしか分からない。 自分でゆーのもなんやけど、 こんなの誰が読むの？ 的な、超絶偏った趣味のお話。 もしも、これ読んで参考になったとか、自分もやって…

どうしてこのストーリーは面白いの？ じゃあ面白くないって何なの？ あの映画とこの映画の関連性って何？ どこからアイデアが生まれ、どう広げているの？ あの監督、あの俳優、他の映画作…

カレーの腐った話の前日談であります。時間があれば読んでみてくださいませ！ ちなみにリアルでは祖父が腐った味噌汁と世紀の対決を経て、3日寝込むという名誉の負傷を遂げたりもしていま…

人はいつのまにか、そこにいた。そして気が付く。それが始まり。赤ん坊の記憶なんてないだろう。そうこれが野次郎の一番古い記憶。

　古い土蔵の中で偶然見つけたパペットを装着した犬養ふぶきに憑依したのは、超わがままな仔犬のような犬神様だった！ 　犬神に願い事をしてしまったせいで、冴えないけれど平穏だったふぶき…

　大好きだったジョンが死んだ。心臓発作と聞かされたが、俄かには信じられない。アンティークの買い出しに競り市に出かけた僕は、古い箱を買い付けるが、その箱の中には、ジョンが死んだ理由…

竹林の小径　京都市右京区嵯峨小倉山田淵山町 夜道を歩いていると、いつの間にか竹林の道を通っていた。一人で通るには寂しい道だった。しばらく歩いいたがなかなか竹林は抜けられなかった。…

『石の街』で生まれたトマスは、日本の時代劇や昔の街並みが大好き。日本で学びたいと思いながらも、家業の靴屋を思うと渡日を言い出せないでいた。 そんな中、アイツがトマスに語った。「好…

いつもおっとりしているドン(道明寺僚) が、通学途中で暴走車に引かれてしまった。 意識を失い気が付くと、この世では見たことのない奇妙な部屋の中。 「どこ。どこ。ここはどこ？」と自…

女は、とある骨董屋でえらく古い鏡を見つけた。 その鏡はなんと、話すことのできる鏡だった。 鏡の言葉で、どんどん美しくなり変わっていく女。 女を映し出す本当の鏡は、どこにあったのか…

　夏音は新人類という能力者だが、古い呪術師の家庭に生まれた。 　能力は観測である。ただ見て聞くだけである。 　そのため、新人類の『能力者』と、呪術師という『術者』のどちらの味方に…

　眼鏡の歴史は古い。 　その起源は紀元前三世紀、太陽光を集めて火を起こすための集光具だったと言われている。水槽やレンズに拡大機能があることもやはり古来より知られており、かのロー…

カバのような顔をした古いバスが、待合室の前に停まった。先輩たちが手を振り、みんなも振り返す。何分の一かのわたしも一緒に、足元に視線を落としたままで。

　ゲリラ雷雨が去った夜。 　チカチカする街灯。　道の向こうから聞こえる、カシカシという軽い音。 　道路の上をほふく前進するように近付いて来る、大量のめがねの行列。 　そして、仕舞…

落選につき再公開。2024/6/25 応募時の原稿になっていますが、章立てはカクヨム版に合わせたので、一話につきチャプターが二つ入っていることがあります。 あらすじ（応募時…

幕末期、京都伏見の船宿・寺田屋には勤王の志士の一人、坂本竜馬が女将お登勢の配慮で身を寄せておりました。 竜馬はお登勢の子供達を二階に呼び寄せては、怪談話を聞かせるのが好きだったと…

　イングランドの田舎で、アンティーク市が開かれると、僕は小さな店を出す。人々の暮らしの中に埋もれてきたちょっと古いが味わいのある品々を僕は扱う。 　だが、そんな静かな僕の暮らしに…

雰囲気のある古い喫茶店、なんとなく話を聞いてくれる店主。 大学卒業を間近に控えた俺は、いきつけのカフェが実は閉店していたことを知る。 なぜ喫茶店は開いていたのか、この出会いがなけ…