あの映画は本当に面白かったのか?

作者 ペイザンヌ

37

15人が評価しました

★で称える

レビューを書く

★★★ Excellent!!!

まだ全てを読み終えてはいませんが、どうにも我慢できなくなりレビュー致します。

古今東西名画は数多くありますし、名作と呼ばれるべきなのに埋もれている…或いは出会っていない素晴らしい映画作品は更に多い。
なので【枝分かれ映画】と銘打った指針は大変参考になる。

本作を一読した後、貴方はDVDレンタルに靴を履くか、動画配信サービスで目を引いたタイトルをストリーミング再生することになるはずだ。

★★★ Excellent!!!

 一口に映画といっても新作を劇場で楽しむ。最近なら月額契約で見放題。
 色々ありますが、やはり主流はレンタルショップで七泊八日でしょう(断言)。
 このエッセイでは新旧様々な映画を漫然と、ではありますが映画史にも触れる形で紹介し、表題に付随して各話の終わりに筆者のオススメも書いています。
 『作者さんはこういう見方なんだ。でも私は……』と比較研究するもよし、1シリーズ一気に見るもよし。楽しみ方は無限です。

 個人的には、『〇曜ロードショー』なんかを晩ごはん食べてくつろいで観るので、最後のあたりはだいたい寝オチしてます(笑)。

Good!

娯楽至上主義のようなスタイルを貫く私にとってNO1といえるような映画です。
この映画の魅力が伝わってくる感想だと思います。
このサイトで活動してていつも思うのは声優志望の人が自分でライトノベルを書いてネット小説に投稿して成功して、主役を自分じゃないとアニメ化させないと強く押してドリームを成し遂げるなんて奇跡無いのかな?なんて良く考えています。
背景をあまり創作の評価に入れないようにしてるのですが、スタローンの人生が被ったような作品の内容はやはり刺激を受けます。

★★★ Excellent!!!

 このエッセイに辿り着いた人はきっと映画が好きな人か、幸運な人のどちらかに違いない。
 娯楽として不動の地位を築いている映画の話を、こんなにもわかりやすく魅力的に書いたエッセイに出逢えたのだから。
 著者の映画好きが伝わる知識と読みやすく親しみを覚える文章は、決して堅苦しいものではなく読み手を巧みに惹き込み、うまく興味と関心を掴んでくれる。わし掴みにされた感触がこんなにも心地よく感じることは滅多にないだろう。
 このエッセイが、映画上級者・玄人はもちろん、映画初心者・入門者にもオススメできる映画エッセイであると私は確信している。
 もし、あなたが映画を見る時に「ただ映画を見ているだけだとしたら」こんなにもったいないことはない。
 行ったことのない場所へ向かうのに、地図やナビがあればあなたはどれだけ安心感を覚えるだろう? このエッセイは、あなたにとって、意見を交わす友人となり、未開の地を進む羅針盤となってくれる。
 さあ、まずはこのエッセイに今すぐ触れ、そして見たことのあるタイトルを探してみよう。そこに共感と新たな発見を、あなたはするはずだ。

★★★ Excellent!!!

レビューを書こうとする度に、それがもう不可能であるかのような無力感にいつも直面することになります。

例えば、スピノザは罪もなく悪もなく、ただよい出会いとわるい出会いがあるだけだと、語ります。
わたしたちは作品に出会ったとしてそれがよい悪いという権利は当然なく、それが自分にとってよい出会いかわるい出会いかについて表現できるだけなのかもしれません。
けれどそれを言語化するときに、その表現はいつも超越的審査機関のごとき思考に絡めとられてしまうように思います。
だとすれば、わたしたちは思考の中にある超越的な審査機関について懐疑を持つべきですし、それは某かの錯誤が産み出すものだと思えるわけです。

わたしたちが書くという行為において、その超越的審査機関の介入を逃れるすべがあるのだろうかと思いめぐらすとき、ありうべきひとつの戦略として「開かれた」言葉で書くということがあります。
そしてそれは、「あの映画は本当に面白かったのか?」という作品において、とても練り込まれた形で見ることができます。
わたしたちはここでひとつのアポリアに対する解を、見いだすでしょう。
つまり、線として積み上げられた文章ではなく、様々に浮遊し迷宮のように出口を見いだせない文章にこそ新たなる可能性を見いだせるのです。

ドゥルーズは、シネマという映画に関する長大な論文を書いていますが、その中で「時間結晶」というとても美しいことばを使っています。
そこで結晶はふたつの方向に、分岐すると語られます。
わたしたちが未来に向かう時には、現働的イメージと潜在的イメージが重なりあい融合するような結晶の分岐の中にいるのでしょう。

未来に向かうには、演劇の中から一歩踏み出す必要があるのですから。