「ささやか」を含む小説

洋菓子店で働く大学生の小春は、花屋の店員に思いを寄せていた。しかしその店員がお店を辞めると聞いて――?! みんなの愛情がひとつの絆を結んでいく、あたたかな恋愛ストーリー。

詩の全ての行に、 「ふと」という言葉を入れてみました。 楽しんでいただけたら幸いです。

祖父母の家で見つけた父のスクラップ帳には、当時、父がファンだったアクション俳優が好きだったという特製ジュースの作り方が……。家族のささやかなエピソードのお話。超短編です。 柴田恭…

様々な国に、様々なモノが住む世界。 この物語は、そんな世界で一人の少年が、もう一人の少年と出会うところから始まる。 世の中の不条理に抗いながら、夢のために龍に乗って国のために戦う…

ダイスケには、不満があった。 それはささやかで、日常の中に流されていくはずだった――。 ちょっとシュールな日常掌編です。

夜の階段を上っているときに視界へ入ってくる一階の暗黒から幽霊の殺気を感じます。 私はこの文章を投稿することで、幽霊どもに対して圧をかける所存です。 あいつらに怯えるのはもう我慢な…

どの時代、どの世界でも勤勉なお方はいるもので、天才ではなくてもそんな方のささやかな閃きが発明につながることもあるのでしょう。

思いついた。気づいた。伝えたい。 そんな小さな事を手紙のような軽い文体で届ける小さな代筆

酷いと思いませんか？　よくもまあ、ありもしないことをあれやこれやと。人の噂も75日なんて言いますけどその1000倍以上経っているのです。風評被害にも程があります。それをお金儲けの…

土曜の昼前、1DKの箱の中にあるささやかな風景。

県立野羽（のば）高校の民俗学研究部。そこは幽霊部員の巣窟だ。 部員が実質二人しかいないこの部活で、「僕」と部長は今日も活動に大わらわ。 その研究対象は、主に学校やその周辺で起こ…

　世界を二分する国家、『ベルトルク王国』。その首都たる『ベルトリンデル』は、白亜の城壁に護られた城塞都市である。かの国が、肥沃な『緑の大陸』を制覇して幾百年経つも堅牢に王家を、国…

日本のどこかの田舎。今年も訪れた夏、町では恒例のささやかな祭りに友人たちと訪れる中学三年の男子生徒、「小椋 蛍(おぐら けい)」。 なんでもノリと勢いで決めたがるお年頃。そんな調…

人々とともに特殊な能力を持つ獣が住まう世界。崩壊の危機を乗り越えた王国の上を流れるのは、平穏と呼ぶべき時間だった。『聖獣の庭、あるいは忘却曲線』のささやかな後日談。

ある日見つけた、豚の置物。 それを何気なく「私」は捨てるが…… 日常のささやかな喪失の掌編です。

　風と空様自主企画「お題で遊ぼう！お題『思いに触れる』」参加作品です。 　サイコメトリーの能力を持つ管狐の少女。彼女はその能力を活かし、過去の事件を紐解く仕事を淡々とこなしていた…

「え、じゃあ和菓子せんせは俺のこと大好きってこと？」 「君のことが大嫌いってことだよ。この賢いだけの不良少年が」 聖母子学園、高等部。 全寮制であるこの学園には、「生徒の完全庇…

夜を扱う魔術師は、ただの人間が長命で強大な力を持つ魔女に寄り添うことの意味を知る。 その人間はこれまで魔女の時波（うんめい）に鮮烈な物語を刻んできたはずだ。そしてこれからも刻み尽…

「この程度のアリバイ工作で警察を騙せると思った木下社長も、大甘だね」 傍らに座る可不可に言うともなく言うと、 「しょせん欲に駆られて、じぶんに都合よく考えた殺人計画など、砂上の・…

お前をヒーローと見込んで頼みがある――うららかな春の日、地球防衛部に持ち込まれた依頼に、柳崎ダンと鋼鉄姉妹が意気揚々と挑む。 ※この作品は小説家になろうでも公開しています。