「純文学ってなに？」を含む小説

「今も雨が降ると悲しくて、哀しくて、涙が止まりません。帰らぬ人となった■■の歌をもっと聞きたかった」（「遺す者、遺された者」○○会場にて、■■ちゃんの父・□□さんの言葉） ※「小…

『私』は人生に絶望し、マンションから飛び降りた。 その後、自〇の名所として有名になったそのマンションだったのだが、自〇志願者が屋上で見たものは……？

何て嫌な子供なんだろう。私はその男の子供時代の写真を見て、すぐにそう思った。

　タワーマンションに住み、ブランド品に包まれ、高給取りでハンサムな夫を持つA子。 　太陽が沈んで少し、と言った時間にA子は夫の帰りを待ちながら大画面のテレビを付けてソファでくつ…

十九歳、浪人生の彼（筆者）は、今から七十六年前に書かれた原口統三の『二十歳のエチュード』に深く感銘を受け、自分も統三のように逗子海岸で入水自殺を図ろうと決意し、日記を書き始める。…

カクヨム俳句に出す分です。 希死念慮が止まらない私にとって芸能人の方の悲しいニュースは他人ごとではない切実さがあります。

カクヨム短歌に出す分。

YO、兄弟。俺はこれを読んでくれてるお前を「兄弟」って呼ぶぜ、何たってこんなリアルを語れる相手を兄弟以外に何て呼べばいいんだ？　とにかく、俺は俺のリアルをここに描くよ、俺がいるの…

太宰治サロンなる場所にいってきた

　社会の底辺の男、生きる意味を知らない男、まだ生まれていない男。 そんな俺がいつものように自動販売機の下に落ちている小銭を拾おうと、屈んで手を伸ばして手に入れたのは一万円札だった…

世界の普通を押し付けられて、私は私の色を見失った。

再開発工事が進む東京。その裏側で取り壊されてゆく渋谷の古い街。そして変わり果てた18年後の日本。異なる場所、時間、人を、クリスマスがつなぐ……。 大山ささらさん編集のアンソロジー…

※2023年3月の作品です。 読んでいただけると幸いです。 いいね、スキ、フォロー、シェア、コメント、サポート、支援などしていただけるととても嬉しいです。 これからも応援よろし…

お久しぶりです。短編しか書いてないくせに長いスランプになってます。今回も短編です。ある少年と少女の寂しい小説になってます。

はじめまして、私は読書の沼に住む河童である。 エッセイというモノは書き手の体験を文章にして顕す形態である。然らば読書体験も立派な体験であり、その感動を読者(あなたのことです)と共…

第1回カクヨム短歌・俳句コンテスト 短歌の部 二十首連作部門 参加作品 やまとうたのみちそこれ

神はデザイナーである。キャンバスに青のインクを落とせば、人間の見上げる空は快晴になる。 神はアナリストである。人間を観測し、経験をもとに将来を予測する。 神は万能ではない。しかし…

※2023年3月の作品です。 読んでいただけると幸いです。 いいね、スキ、フォロー、シェア、コメント、サポート、支援などしていただけるととても嬉しいです。 これからも応援よろし…

物語は、2022年のロシアによるウクライナ侵攻に影響を受けています。 主人公はシングルマザーの一人息子。彼の高校時代から始まり、成長とともに肥大化していく心の寂しさを、巨大な影…