「見えるようだわ―」を含む小説

人の行きたいところが漫画の吹き出しのように見えるようになった青年の物語。

小さい頃から父親の八つ当たりを受けてきた主人公・倉知零士。彼は中学を卒業する頃には感情がなくなり、さらにはみている景色から色がなくなり、モノクロに見えるようになった。 そんな彼が…

わたしはある日、他人の胸に数字を見るようになった。嘘をついた回数だ。そして後藤くんは今日も、わたしに嘘をついた。

　ある日突然、赤い糸が見えるようになり、特殊能力が使えるようになった。 　試しに私は【愛の石】という触れた対象の受ける愛の重さを具現化する能力を使うことにした。そして、それはエス…

「せ～んぱいっ、お久しぶりですねっ！」 高校二年生に進級した僕、成瀬咲人は中学時代の後輩、星空天音と再会をする。 中学時代から天音に弱みを握られていた咲人。 そんな彼は苦しい…

10年程前から街の塔のてっぺんの窓に、人らしき姿が見えるようになった。 大人達は皆、それを忌諱すべきものとして、極力塔には近付かないようにしていたが、僕ら子どもはそれが生身の人間…

人間に「好き」という気持ちを芽生えさせる存在、恋欠片。 彼女達は恋の神様によって選ばれた人間に、「好き」を芽生えさせる矢を投げる。 ごく普通の高校生、木元慎一は手違いで矢をぶっ刺…

21歳の円佳（まどか）は、アルバイト代で学費と生活費のほぼ全額を賄う苦学生。 そんな円佳の家に、7年間音信不通だった中学時代の親友・柚莉（ゆずり）がぼろぼろの状態で転がり込んでく…

女子大生の太田はある日を境に、人が「尊い」と思ったときの感情が見えるようになった。それはその人の頭の上にぽこぽことハートがでてくるというものだった。それから半年後、太田の前に後輩…

学生の頃なんかは軽いノリで『おともだち』でしたが 大人になるにつれ、友人が減っていく気がします。 心許せる人がいなくなったら、心は死んでいくのでしょうか？ ※少しホラーチック…

（SF作品）ちょっとだけ、スマホをいじるだけのつもりだったのに、ついついはまってしまった。 そしたら、未来が見えるようになってしまったんだ。 【KAC2021】参加作品

　お題「ホラー」 　※『ホラー』＝嫌悪感と解釈しました。 　――体の中にいる『虫』を退治する方法とは。

　どんなスキル持ちかによって、人生が決まる。生まれ持ったスキルは、12歳過ぎから鑑定で見えるようになる。ロマドは、4度目の15歳の歳の鑑定で、『スキル錬金』という優秀なスキルだと…

この物語は人の上に丸い光る輪っかが見えるようになった男子高校生の物語です。 誰もが思いつく話で、どこかで聞いたことのあるような話。 青春小説とSFを混ぜて、哲学で飾り付けしたよう…

自分たちの信じていた世界が変わる。日常が、常識が変わる。世界が今までと全く違って見えるようになる。もしかしたらそれを、人は『革命』と呼ぶのかもしれない。警視庁サイバー攻撃特別捜査…

レイ・エグゼは武術に秀でた冒険者志望で、熊も素手で倒せるほどの実力を持っていた。 だがこの世界には二つの問題があった。ステータスの可視化、そしてバグである。 十分な実力を持ってい…

兄「紬（つむぎ）……その頭の上のは何だ？」　 義妹「ふええ？」　 これは、突然頭の上に【某竜の試練】のようなステータスボードが見えるようになった兄妹のやり取りを綴ったものである……

芹沢隼人(せりざわはやと) ごく普通の高校3年生。両親を事故で失い、今は両親が残した貯金とアルバイトで生活している。 デューク 数年前に爪の部分が化石となって発見され、隼人の通…

雨宮澄花は人の罪が見える――。 両親と共に遭った事故の中で唯一生き残った澄花は、それ以来人の影の中に、その人の犯した罪が見えるようになった。 どんな人間でも罪は犯す。人間関係の構…

　小樽に住む森村優慈は中学三年の晩秋、背中に「青い翼」を持ち、人々の愛が見えるようになる。 　その能力と引きかえに、自分の愛はかなわなくなる。両思いだったはずの色辺マリアとも結…