「国 竜」を含む小説

　前世の記憶を持つ医師見習いの少年と、囚われていた半竜の少女、ふたりの出逢いからはじまる物語。 　無法国家シーセス国の中でも穏健派が支配する地域で、父親が診療所を営んでいる少年…

信濃国木曽上松・寝覚の床発、もうひとつの浦島太郎の物語。じつは伝説のつづきは現代まで営々とつながっているのです。

人界最強を謳われる魔術師テルが辺境に隠棲してしばらく、彼の元に稀客が訪れた。 エルフの姫エリーズは彼に国を襲った竜の退治を依頼する。 テルは依頼を承諾する、対価にエルフの国の玉座…

「……里が、燃えてる」 突如現れた竜の大群に大切な物を全て奪われたタニアは誓った、「全ての竜を私が滅ぼす」と。そう誓った日から愚直に厳しい鍛錬を続け、ついに最強の騎士の一人として…

【　二章　完結済　】 「俺の妹以上に重要なことなど、この世の中には存在しない！」 　これが竜騎士団長、ギルバート・ブレイデンの確固たる信念であった。 　「稀代の魔人」の二つ名…

　この世界には様々な種族が存在し、種族毎に多様な特徴を有していた。手先が器用で、様々な道具の開発・加工技術を持つ人族。圧倒的な力と巨体を用い、建築技術を発展させた魔人族。素早く…

　物心つく前から竜に育てられており、自分も竜だと思い込んでいたアメリア。しかし六歳の時に竜の王城に半ば騙し討ちに連れ去られた結果、自分が竜ではなく人間だと知らされ、自らの寿命が養…

ーかつて全てを壊すほどの大震災があった。 大陸が変動するほどの大震災は多くの生命を散らし、自然をも壊していった。 人間という種は絶望の淵にあった。 しかし人々はその中でも新たなる…

人智を超えた力を持つ転生者が暴虐の限りを尽くす世界。 増大する転生者への脅威はとうとう国を一つ滅ぼすほどになり、対抗する手段を探るべくエステリーゼ王国騎士団の召喚師であるサ…

フレデリカ・グリーンハウは誰もが認める絶世の美女だった。 ——幸か不幸かで言えば、確実に不幸であろう。 王侯貴族を相手に、うっかり気を許してしまったばかりに国を傾けること７回。…

魔女と魔術師がいる世界。 双子の“跳躍の魔女”クレイジーブーツとクレイジーヒールは慎ましいながらも平和な日常を過ごしていた。 突然現れた“魔眼”によって彼女たちの生活は一変する。…

「もう僕に嘘は付けないよ、藤李」 　目を細め、蠱惑的な笑みを浮かべる上司は最高に色っぽくて最高に怖かった。 先代国王の弟が謀反を起こし、先代国王の実子である瑠庵が即位して早…

　年老いた魔導士が死んだ。自分の死体を眺め、野心に燃えた若い頃を思い出す。神殿の封印されていた禁忌の術を見つけ、国を欺いた罪。隣国へ命からがら逃亡し、森の女に救われたこと。彼女に…

「聞こえなかったかね？　君はクビだと言ったのだよ、ユキアくん」 宮廷テイマーとして国に仕えていたユキアは、ある日突然解雇を宣告される。 さらに国家を欺き続けた濡れ衣まで着せられ…

これは、遥か未来、一度崩壊した世界によって一新された世界の物語。 特殊なエネルギー『エーテル』によって生み出された『リンカー』により、女のみがなれる『戦姫』が誕生した。 しか…

5年前までアイルランドで民間軍事会社ヴァルハラに務めていた主人公霧島零士は、日本で任務中のあるトラブルから、ヴァルハラを抜け、今は日本で広域指定暴力団、竜星会(りゅうせいかい)お…

　一年中が寒い冬のスニェークノーチ国。 　大昔は短い期間だけ「春」が訪れていたというが、その面影はとうに無くなっていた。 「春」を運ぶ竜と云われる春竜が、国に訪れなくなったためで…

とある世界。その世界には三匹の竜がいた。一匹は人々に神の使いとして崇められ信仰されている【聖竜】人々が忌み嫌う黒を持ち邪悪な力を行使する【邪竜】そして魔法の深淵にたどり着いたもの…

風の聖女が身の危険を感じた時、雷の巫女が庇護を申し出た。 危機一髪で飛竜に乗って逃げ出すも、更なる困難が待ち受けている。 そこへ正体不明の男が近づいてきて、風の聖女クリスの望みを…

王太子ハーゲン・アーレントはプラチナブロンドの髪にサファイアブルーの瞳の美男子。 彼は学問も剣術も右に出るものがいないほど優秀だった。 ハーゲンには国一番の美人で完璧な淑女と評判…