傾国の美魔女故の受難が、非常にコミカルに描かれています。
ただ、それは飽くまでも読んでいる側の気持ちであって、主人公のフレデリカからしたらたまったものではないなと、彼女の気持ちを思うと、苦笑いが浮かんでしまいます。
登場人物達もみんな魅力的で、読んでいるとなんだか自分もこの場にいて、話を聴いているような不思議な気持ちになりました。
特にフレデリカがあれだけの境遇に逢いながらも、とても素直でいい子なのが、本当に応援したくなる……。
個人的には最後に贈られたそれのことを思うと、フレデリカのげんなりとした顔が目に浮かんできて、思わず笑ってしまいました。
とても楽しい時間を過ごせました。
ステキな作品をありがとうございました。