MTーメタル・トルーパー戦記ー 始動編

蒼色ノ狐

第0話 プロローグ 世界のなりたち

 この世界に似てて違う世界、歴史や文化が近寄っていたその世界とこの世界との分岐点は200年以上前の大震災であろう。

 世界中にて起こる大地震、それは大陸は分断され土地は水没そして多くの人が死んでいった。

 やがてそれは収まり残されたのは運よく生き残った人々と動物たち、分断され新たな形となった大地と母なる海そして大震災によって生まれた無限のエネルギーを作ることができる鉱物である。

 人々はそれを神話上の伝説の鉱物【オリハルコン】と名付け様々なものに使用していった。

 生活に必要なものから娯楽品まで、もはやエネルギーの主役は電気ではなく【オリハルコン】から生まれるエネルギー【エーテル】によって賄っていた。大震災から時がたち、誰もが平和の道に進んでいるとそう思っていた。


 いつしかオリハルコンを巡る戦争が起こった。争いは争いを呼びいくつもの国ができ、いくつもの国が滅んだ。

 メタル・トルーパー 通称MT、【エーテル】によって動く大型の人型兵器の名である。MTの登場も争いの激化に拍車を掛けていた。

 それからまた時がたち、二大国家が並びたっていた。

 【ユースティア王国】と【ガスア帝国】

 その他大小様々な国が富みのため、国民のため争っていた。

 新暦151年スースティア王国とガスア帝国の長きに渡る争いが休戦という形で膠着し、両国の間には緊張は感じつつ平和な日々が続き5年の月日が経とうとしていた。

 この物語はそんな日々のスースティア王国の片田舎である。【トマス】から始まる。

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