「だとしても和風」を含む小説

たいてい四日ごとに主が変わる、どこにあるとも知れない屋敷。屋敷の主は季節の色を宿し纏い、変わる際には前の主が跡形もなく消え、新しい主が現れる。二十四節気七十二候に合わせ、季節の巡…

霊を「視る・話す・触れる」力を持つ少女、橘莉緒。 彼女は守護霊・樹と凛に導かれ、迷える霊たちを救いながら、 己の“霊縁師”としての宿命と向き合っていく。 助け、戦い、時に霊たちと…

「君は一体、何者なのだろうね？」 「私は私です。それ以上でもそれ以下でもない」 新東宮の即位に沸き立つ中、南雲燕は藤の宮ーーーー蘇芳と花姫行列を見ていた。 そこで自分の名前が南…

「貴方は義賊、私は巫女。互いに自分がやるべき事が重なった時は、協力するのも吝かじゃあないわ」 　❊❊❊ 　代々神に仕え、国の神事を行っていた巫女の家系の姫・千咲。 　天皇の趣…

祖国を滅ぼされた青年剣士が、強さを求めて様々な地方を放浪する。やがて大きな戦いにまきこまれて……。 壮大なファンタジー（になる予定）

揺れたのに、壊れない。 写ったのに、写らない。 見たのに、記録が残らない。 島根の高校生・八坂御布（やさか　みの）は、 三本足の烏と、黄色く染まった雲を目にする。 その日か…

仲間たちと別れて半年余り―― 血族九鬼家の元へ派遣された影狼は、師から教わった修行法を日々継続し、めきめきと力をつけていた。しかし一方、父影虎との関係は……志摩攻略の任務に、早く…

　中学３年の早瀬霞（はやせ　かすみ）は毎夜同じ夢を見る。城北門校の制服である紺のブレザーを纏った少女が巨大な龍や鳥と戦っている。そして最後には必ず「あの子を間違った道に行かせない…

かつてこの地に人は住まず、龍が棲んでいた。 それを封じ、この村は拓かれた――巫女の語る伝承を、村人たちは畏れの念とともに受け継いできた。 だが一人の女・エツは、夜ごと“龍の池”…

春の京都。私は“首を探す幽霊”に出会った。 京都へ越してきた高校生・神代雫には、 本来あるはずの“守護霊”がいない。 そのせいで、日常的に幽霊に絡まれてしまう。 そんな雫を救…

神の手違いで死んでしまった庵は神から異世界を作る事を提案され異世界を作り「他人のプレイするゲームを傍らで眺めているほど詰まらない事はないからな」と自分の作った異世界に降り立つ

三十代後半、派遣を点々とし。のらりくらりと生きてきた真賀地清司。ある日派遣切りの波におされ無職となる。行き場を失くした清司は死へ迎う旅をしようと僅かなながらのなけなしの金で旅に出…

狗神家の領土に盗賊が現れた。盗賊の前に現れたのは漆黒の大太刀を扱う浪人。その男の名は餓狼。 死神と揶揄される餓狼の正体は・・・。 人と土地神が共存する地で起こる和風ファンタジー。

　孤児院で暮らしていた主人公の春夏冬　三月は、殺し屋から狙われ、さらに先生や子供たちが殺されてしまう。 　保護してくれた男性は、『国家特殊部隊』通称『殺戮隊』のリーダーだった……

邪悪なアヤカシが現世に復活した。人に害を及ぼすアヤカシも現れたので、霊力をもつ者や規格外のチカラがある者、さまざまな異能者が立ち向かう。オジサン連中は使命感が強く、若者はどちらか…

芸術と学問の街、ゾンダーベルク。 　この街の大衆食堂で見習いとして働くハンスは未だ二年前に他界した妹の死と向き合えていない。 　 　そんなある日、ハンスは森で東の果てから来た少…

真人間も妖も巣食う人里離れた山奥に、夜生村という小さな村がある。 都会から車を走らせても、数時間を要する辺鄙な立地は、正に旅人すら近寄らない異境と言えた。 地図にさえ表れない、…

ある事情から、ヤクザに追われていた男ヘイスケ。彼が偶然助けを求めたのはなんと、盲目の女侍カスミ。 彼女は愛刀に名前をつけてしかもブツブツと話しかける、側から見たらヤバい女。 しか…

国をも揺るがす武略を持ちながら、国を持たず、 民とともに暮らす傭兵集団『浪人衆』 四方を海に囲まれた島国『日守』にて、 彼らは、待ち受ける苦難の時代を強かに戦い抜く。 内憂外…

零感の大学生・小夜。 視えない、聞こえない、気にしない――にもかかわらず、 なぜか怪異ばかりを引き寄せてしまう体質の持ち主。 そんな彼女を守るのは、皮肉屋でボヤきがちな守護霊・…