「言えなかった 短編」を含む小説

何度言えばわかるのか。いい迷惑だ。 お題【骨】

　スケルトン～骸骨と言えば、死霊術師《ネクロマンサー》のお家芸《得意分野》である。 　たとえ、それが聞いたこともないエクゾスケルトン～強化外骨格～であったとしても……それがスケル…

公式企画「お題で執筆!! 短編創作フェス」に乗っかり、全7回のお題に合わせて連作掌編を書いていきます。 こちらは6話目です。 お題：骨 中華屋・神龍軒は老舗の町中華。 先代の親…

秋の味覚の一つと言えばサンマ。 そのサンマの骨をめぐって起こる人間ドラマです。

「花嫁さんが―――血まみれで、死んでいる―――」 　白薔薇のような純白のウェディングドレスが、花嫁の鮮血で赤薔薇色に染まる。 　緊迫した空気の中、偶然にも居合わせた高校生探偵・…

「深層心理発露時嘔吐宝石症」という奇病に罹り、本音を口にするたび宝石を吐くようになった朝日。言いたくても言えないでいたことを全て吐露すれば病気は治るらしく、友人の泉はその経過を見…

公式企画「お題で執筆!! 短編創作フェス」に乗っかり、全7回のお題に合わせて連作掌編を書いていきます。 こちらは5話目です。 お題：薔薇色 中華屋・神龍軒は老舗の町中華。 先代…

長～い人生の中で”薔薇色”などと言われましても、殆んど縁がございませんでしたが、庭いじりをば始めてからは観葉植物としての鉢物を買っておりましたですね。バッテン、育て方が悪かったの…

薔薇色と言えば、濃い赤寄りのピンクですよね。 バラの花には白も黄色もあるのに、「薔薇色」と言ったらなぜあの色を指すのでしょう？

　リーゼル伯爵家には、人と話せる不思議な不思議な鏡がある。ただし話すことが出来るのは限られた人だけ。 　そんな稀有な力を持ったリーゼル伯爵令嬢エミリアは今日も魔法の鏡に問いかけ…

夫の転勤に伴い、一家で引っ越してきた、小林里奈は、引っ越してきて早々に、お向かいに住む、杉原美穂子に、何とも言えない違和感を感じる。やがて、美穂子は、『何となく』を理由に、夫の悠…

小さな頃から英才教育を受けて育った、地方銀行の頭取の娘、加納亜紀は、同じく、病院長の息子として、恵まれた環境と遺伝子を兼ね備えた、涼平と結婚して15年経った。 何不自由ない暮ら…

日々を惰性で生きてきた”私”は、今日の夜中に閉じ込められる。そう言えば、明日が遠のけばいいと思う何かがあったような……。 地の文が多い作品が敬遠されがちなネット小説で、敢えて９…

　田島家は、傍系とは言え術者の家系なので、外見・所作からその力を見破られることは稀だが、魔力・霊力に敏感な者の警戒は避け得ない。 　故に、魔力・霊力が上がったら、速やかに相応する…

魔法使い見習いのコウが弟子入りしたのは、顔は良いが厄介ごとばかり起こす問題師だった。 弟子入りして一年ほどになるが、やっていることと言えば、厄介ごとの後始末ばかり。 地元に帰っ…

僕は自宅で、実に可愛い生命体と暮らしている。 ちまっとした体でいつでも元気にチマチマと動き回る、僕の自慢の嫁である。 でもこの嫁には、ちょっと人には言えない奇癖がありまして…

宗教二世の家に育った女は抑圧された幼少期を過ごし、大人になり、自由を獲得した。 たくさんの恋を重ね、他の人からは「自由人」と揶揄されたが、彼女の内心は別のところにあった。 思…

公式企画「お題で執筆!! 短編創作フェス」に乗っかり、全7回のお題に合わせて連作掌編を書いていきます。 こちらは4話目です。 お題：帰る 中華屋・神龍軒は老舗の町中華。 先代の…

僕こと鹿島玲には愛しの彼女がいる。 彼女の名前は七原美玖。登録者100万人越えのVTuberだ。 そんな僕と彼女には誰にも言えない秘密がある。 それは僕達2人がお付き合いをしてい…

公式企画「お題で執筆!! 短編創作フェス」に乗っかり、全7回のお題に合わせて連作掌編を書いていきます。 こちらは3話目です。 お題：つま先 中華屋・神龍軒は老舗の町中華。 先代…