朝の訪れ

はすみらいと

朝の訪れ

 朝、目が覚め。起きると、見知らぬ人の骨が部屋にあった。何度言えばわかるのか、ごみ捨て場じゃないと。

 骨は、どう有効活用すれば良いのだろう。ごみ捨て場に捨てたら、きっと。あらぬ疑いをかけられることだろう。ならば、せめて有効的活用することが。手向けになるのでは。いや、敬意の払い方。そう、僕は殺してないし。骨の収集癖も無い。


 今回はいつもと違い、立て掛けてある。なら着せ替え人形よろしく。衣服を掛けるのにふさわしいだろう。何処の誰かは知らないが。


 不思議なこの状況が、発生するようになったのは。いつからだったろうか。住み始めた当初からではない。


 慣れると不思議なもので、恐怖より怒りがまさるようになった。


 もちろん、施錠している。人間が入る余地はない。こんなことが続く内にもはや、諦めた。考えるだけ無駄だ。そうだこれは怪異の仕業に違いない、と。


 もちろん、信じたわけではない。非科学的だ。かといって科学的に、考えても結論は出なかった。仕方ないだろ?


 人体だって未知だ。海だって未知で溢れている。時に考えるだけ無意味、そう、これは仕方ない。


 人骨。なんて、簡単に捨てられないじゃないか。


 おかげで、人も呼べない家。


 夜更かししても正体はわからなかった。


 今何体分の骨が家にあるのか。考えたくもない。こんなもの欲しいとは思ったことはない。


 仕方ないから、デッサンしてみたりとかするだけ。


 次は、そろそろ骨を砕いてみるのはどうだろう。置き場が既に無いからな。


 元はと言えばだ、お前が死んだのがいけなかった。これらはプレゼントのつもりか、それとも嫌がらせのつもりか。


 それを教えて欲しいが。あいにく死人に口は無いのだったな。


 骨の髄まで食えと言うのではなかろうな?

 


 

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