「終戦」を含む小説

かつて、人と妖怪の間に戦争があった。 たくさんの人が死に、たくさんの恐怖を植え付けられた戦争は、ひとりの子供の出産だなんて小さな、そして優しい理由で終戦を迎える。 かつては殺しあ…

　この世には『神話』と呼ばれる奇妙な伝承が数多く存在する。生命誕生は神の仕業。森羅万象が神の仕業だと。 　その中でも、我々人類が太古より信仰してきた〈精霊〉と〈悪霊〉。〈精霊〉は…

　これは並列世界での物語。 　日本は第三次世界大戦に巻き込まれ、敗戦の危機に貧していた。 　学徒動員により、招集された18歳の桜子。彼女は特攻攻撃機『桜花』の操縦士として飛び立つ…

それは終戦の花鎮（はなしずめ）の祈り。「今に、わたくしが死んだら。鎮めの花と花と、この御国の土に、どうぞ埋めて下さいましね」 大戦に引き裂かれた家族の絆。1945年終戦のハルピ…

TRPG×PBWの軍記SLG+シェアワールドサイドストーリー。皆で作る架空ロボット戦記「魔導機兵」。君だけの主人公、君だけの専用機で戦場を駆け抜けろ！ ─────────────…

シルム帝国の開発した〝人体装結〟という技術によって、人ながらにして決戦兵器と呼ばれた女性軍人がいた。 世界が終戦の方向へ向かう過程で、連合国がシルム側に提示した条件は、決戦兵器の…

【第26回電撃小説大賞《選考委員奨励賞》受賞】 選考会に波紋を広げた話題の心揺さぶる衝撃作試し読み！ ◇あらすじ◇ 『今日は何人撃ち殺した、キャスケット』 統合歴六四二年、ク…

遥か昔…人々は陸と海、それぞれ全く別の場所に住んできた。平和“だった”。 その平和が壊れたのは何時だったのだろうか。いつからか双方は争い、 終戦したとしても差別が広がっていく…

太平洋戦争末期にソ連軍が北海道と青森に上陸、日本は米ソによる分割占領を受け終戦となった。 そんな時代をまた軍人として生きる事になる三人の男達が居た。 令和二年二月二三日に開催さ…

敵国同士の少佐と中尉。 出会いは士官と捕虜。 終戦を迎え、その立場が逆転。将校粛清を目の前に彼等は何を想うのか。 愛した人を殺さなければならない中尉と、生きることを諦め続けている…

更新一時停止中。 現在構成を見直しており、目途が立ち次第現在公開しているものを非公開とし、新しく始めようと考えています。 大きな戦争が終わり、一見平和になった国『シナイ』。しか…

終戦間もないある日、「俺」はGHQのアメリカ兵を山間の廃屋に案内する事になった。さる藩の家老の屋敷だったその家には財宝があるとの噂が。そして「俺」には、ある計画があった。 主人…

勢いで書いた短編。

初彼に振られた蕾は傷心中。そんな蕾に母は一枚の写真を渡す。それを見つめているうちに蕾は終戦直前にタイムスリップしてしまった。

太平洋戦争が始まろうとしていた。 ササキのラストシーン寸前のモノローグから物語が始まる。 1,ササキ艦隊 2,大和艦長拝命 3,真珠湾砲撃 4,見解の相違 5,ミッドウェー阻止…

昭和二十年、関東軍の兵士として満州に出征した後藤壮太は、終戦と共にソ連赤軍の捕虜となってシベリアの収容所に送られた。そして極寒のシベリアの大地で彼を待ち受けていたのは、地獄の様な…

　東京の国立駒場高校に通う『人造戦鬼』二号・的場佳奈子は不老の改造人間である。鬼の体組織を組み込み彼女を改造した関東軍は、戦時中に中国進出を企んだ満州駐屯軍だった。終戦を経て復員…

８月１０日――終戦記念日。この日、日本はマギユース国を名乗る異世界の軍勢に侵略を受けた。 その為、自衛官である「僕」は当然これに対処する為にとある任務をあたえられるのだが、その任…

軍人の青年ラファエルは戦争中多くの人間を斬り殺した。終戦後は戦から退いていた。しかし退魔師のランディ元帥にスカウトされた。 　そして、退魔師の試験を受ける為に協団でカノンという少…

　終戦が過ぎ年老いた私は黒い木炭を握りながら白い画用紙の表面へ線を入れていくと、いまでも先生と出会い過ごした日々を思い出す。 　先生の名は滝次郎、それは私の愛すべき友人であり、誇…