「現代 夏」を含む小説

「言霊という言葉をご存知でしょうか。声の形で発した言葉は、現実に対して影響力を持つという考え方ですが……どうやら彼女の“言葉”が、それにあたるらしいのです」 女子中学生・呉野氷…

　あの日私はNo.1の大怪盗を決める戦いで見事勝利し、その優勝特典として、異世界（現代）に通じるゲートを通ってきたのである。 そしてこれは夏の一幕の物語、イリスが大怪盗になるま…

どこにいるのかも分からない主人公。 ふと何かの拍子に視界がどこかに切り替わる。 それは「華恋」と「冬」の煌めいていて、色褪せることのない日々―― 主人公はどこにいて、何をしてい…

ちょっぴりダークで愛に溺れるような短編たち。どっぷりと深い闇に浸かりたい日におすすめなお話たちです。 ※昔に書いた短編たちを、ストーリーを明快にしてリメイクしたものを含め、短編…

中学生の夏、僕は愛しの島津さん目当てに工場の分析室に入り浸り。 ある日、毎夕食お世話になっている社員食堂から、唐揚げをはじめ、揚げ物が全て消えた。 唐揚げは、なぜ消えたのか。

夏の終わりが秋の始まりと 一緒とは限らない 夏の切れ端がいつまでも 脳の隅に残るのだから

古書店「猫ノ目書房」にほどほどに入りびたる白鳥優史。 去年から縁あって彼に憑いている怪異の葉。 少しずつ人ならざる者たちと関わっていた一人と一匹。 「すこしふしぎ」な真っ黒い生…

　二〇一九年の夏、八月十四日。 　――ミシシッピ州、ジャクソン・ヴィル郊外。 　ミシェルは以前から、どこからともなく見られている視線に悩まされていた。それはどこへ逃げても追っ…

IQ160の天才少年田宮陽介１５歳。１３歳でアメリカの大学を卒業するも普通の高校生を体験したくて、日本の高校に入学、のんびりとした日々を過ごしていた。 そんな陽介の元に２年生の従…

前作・徒花シンドローム読了後をおすすめします。【https://kakuyomu.jp/works/1177354054884942628】 2020年5月、異端者対策法案が可…

　20XX年、夏。 　中枢評議会アクシズのメンバーであるアーサー・ピースウォーカーに集められた4人のオーヴァードたちは、万能巡洋艦『ヘリオス』を駆り世界を巡り戦う。 　神代のレネ…

この作品は X（Twitter）上での企画に参加したものです。 企画主：さごし(青箭魚ナギ) 様 （@saharayorismall） #同じタイトルで書かれた小説が読みたい…

北海道にある私立終高校。 そこに通う生徒で生きて卒業した人はいない。 2023年夏に起き、多くの犠牲者が出た「知床事変」 をきっかけに終高校00年代研究部にも事件が次々と起き…

夏祭り──誠馬は幼馴染のユミナと一緒だった。 手にいっぱいの食べ物を持ってはしゃぐユミナに呆れつつ、伸ばされた手を取って誠馬は年に一度っきりの夏祭りを満喫する。 ずっと、少女が…

＊迷った末に「現代ファンタジー」としましたが、ファンタジー色はかなり薄め、とひとまず申し上げておきます。 楓谷中学だけに楽譜が存在する「吹奏楽のための風追歌」。過去に取り上げ…

高知三奈にとって、今までの人生は最悪だった。 高校一年の夏、彼女に出会うまでは。 『君と、わたしと。』の本編終了の翌日のお話。 （本編 → https://kakuyomu.…

『黄介と＿＿ちゃんは補色関係なんだね』 昔言われた言葉を思い出した。 中学生活最後の夏休み。 打ち込んでいた部活も自分のせいであっけなく終わり引退となったが罪滅ぼしのために部活…

夏休み直前に出された宿題に戸惑うハヤト。毎日を精一杯生きる中学生には、なかなか思いもよらないテーマだった。 宿題の行方を片隅におきつつ、ハヤトと仲間たちは中学二年の夏休みを、恋愛…

7月に参加させていただいた、綺想編纂館 （朧）様(@Fictionarys)のTwitter企画「文披31題」です。 佐和商店怪異集めで参加しました。 本編寄りだったり番外編より…