「月 ホラー」を含む小説

「部屋借りるときって、前の居住者が気になったりしませんか？」 「俺は、事故物件でも気にならないかなぁ、そういうの気にするほう？」 「ええ、まあ──」 「んじゃ、ここに越すまでに…

小泉 智(さとる）は、高２の７月から親の都合で北海道に移住してきた。 転入先の学校には、生徒から「雪女」と呼ばれているとても美しい保健室の先生・冬野 雪子がいる。 彼女は本当に雪…

昭和６２年３月３１日、高木康太は行方不明になった。 それから３３年の時間が経ち、康太が遠い記憶の存在になってしまった頃。 大人になった松田良夫のもとに、康太が姿を現した。 失踪し…

田舎町に通勤している男が、仕事の帰りに一つの死体を発見することになった。偶然とはいえ、まったく自分に関係のない死体ではないということが分かった。そこに関わってくる一人の女性。彼女…

夏休み初日、いつものように神社の境内に集まってセミの鳴き声を聞きながら遊んでいた。『神社でかくれんぼをすると神隠しに遭う』これは昔からの言い伝え。ちょうどその日、一緒に遊んでいた…

西暦2150年。 文明社会は滅び、人々は自給自足の毎日を過ごしていた。 電気も使えなくなった人々は使い方も分からない文明社会の発明品を頼りに歴史を遡ることだけ。 ふと空を見上げる…

ホラーです。怖いかな。わかりません。 ※2023年7月8日 完結しました。これを色々直してアレします。

　記憶や体験が人を作ると言うのなら、伊沢深泉には、正体というものがない。ついでに、常識もない。 　そのバディを努めるものは、例え〝誇り高き陰キャ〟を自称する社会不適合者で、イケ…

twitterにて、「#呟怖」というハッシュタグをつけて投稿している136文字以内の怖い話まとめ、第五弾です。 基本的には想像、創作です。 一話一話が短いので、お気軽にお楽しみく…

・　チエコ先生（出題者） 　３６歳女性。 　ふわふわウエーブのロングヘア。 　※１９８４年１２月生まれのなずみ智子は、３８歳になりましたが、チエコ先生は永遠に３６歳です。 ・　…

8月の冒頭、『月詠真月』父方の祖父母家に帰省する。 同い年の子なんてほとんどいない限界集落ではあるが、数少ない同年代で異性の友人と再会し、帰省後すぐに遊びに出かける。 結構マセて…

・　チエコ先生（出題者） 　３６歳女性。 　ふわふわウエーブのロングヘア。 　※１９８４年１２月生まれのなずみ智子は、３８歳になりましたが、チエコ先生は永遠に３６歳です。 ・　…

ロンドンの不穏な霧を映すが如く冷めた瞳の探偵は、一人の男に危険なゲームを持ちかける。 「弾は一発、助かるチャンスは五回もある。たかがロシアン・ルーレットだ」 ——どれほど足掻き逃…

twitterにて、「#呟怖」というハッシュタグをつけて投稿している136文字以内の怖い話まとめ、第四弾です。 基本的には想像、創作です。 一話一話が短いので、お気軽にお楽しみく…

登場人物 月城　白群（つきしろ　びゃくぐん） 美青年。呪術師の家系に生まれ、現在は怪異関係の事務所を設立し、生計を立てている。 言葉足らずな部分があり、冷徹に見えるが優しく、誠…

　高校生の松本幸太(まつもと こうた)は、不思議な話を耳にする。 「7月7日午後7時16分に、2階の踊り場にある大鏡の前で5人以上が一斉に、「招待してください」と言うと、不思議な…

近畿地方、海と山に囲まれた地方に住む高校三年生、有縞月雄は、都市伝説上の存在である霞の様な殺人鬼、『紲』によって、両親を殺される。親戚の四季堂家に引き取られた月雄は、四季堂一家の…

ある冬の夜、修平と拓は車で出かけた。赤い満月が浮かぶ夜だった。 修平は走る男を見付ける。しかし拓にはその男が見えない。 その日から修平は、夢を見るようになった。 ＊実話を元にし…

月寄鏡子は、すこしぼんやりとした女子中学生だ。 家族からは満月の晩に外に出ないように言いつけられている。 彼女の通う祥雲中学には一つの噂があった。 近くの米軍基地で仲間を皆殺し…