夏の暑い季節、涼みがてら読むのに、ピッタリなライトミステリーでした。
クールビューティーの冬野先生が巻き込まれる事件に、顔を突っ込むイケメン主人公。
これだけでも、ラブコメ要素が満載だと思いませんか?
ミステリーといえば、殺人ですが、第1章の『雪女と夏の凍死体』では、トリック以上に、被害者の秘密にインパクトがありました。
展開もテンポ良く進んで行くので、漫画を読むような感覚で、気軽に楽しめます。
内容もそこまで重くなく、冗長にもならずに読み進められました。
冒頭で、主人公と冬野先生の関係はすでに語られています。
二人がどこで、どうやってそうなるのかを、意識しながら読み進める楽しみもありますね。
舞台が学園なので、部活動や恋愛にまつわるお話が楽しめるのもグッドです。
アクションもコミカルで普段、漫画やアニメしか見ない読者さんも、気軽に入っていける世界観でした。
老若男女問わず、幅広いユーザーに楽しめる作品ともいえますね。