「呼吸」を含む小説

　頑張り過ぎると、つい溜息をつくことも忘れてしまう… そんな誰かに、深く心呼吸をしてもらう為の詩と寓話集。

乱れそうな呼吸を必死に抑えながら、河川敷に燃え上がる炎をじっと見つめていた。ひとりでひっそりと。 逃げるように。 隠すように。 願うように。 誰にも見つからないように。

今まで、毒を投げられ私が信頼して話した内容は筒抜け、で、私は毒に埋もれていく。 呼吸も毒で 何もかも 全部 吐き出したら、凄く心が豊かになった。 昨日までは、毒まみれだった私。

その年一番の寒さだったあの2月から日常が変わって見え始めていた 湖には気嵐が見えていて呼吸の度に体が冷えていく程寒く晴れた日から―― ————————————————————…

人魚の血を引くエディソン伯爵家の娘、ステファニーは、海の動物と話しが出来たり、海の中でも呼吸する事が出来る。 そんなステファニーは、昔おばあ様からよく聞かされた人魚と伯爵の恋の…

　千年生きた神樹は、人間に悪魔の木と呼ばれ、切り倒された。 「私は、人間を恨んではいないよ」 「だけど、私も人間と同じように生きたかった」 　神樹が切り落とされた時に落ちた…

あだ‐ばなびょう【▽徒花病】 ストレスや精神的ショックをきっかけに、人間が生まれつき身体のどこかに持っている種子から花を咲かせる奇病。 持ち主のストレスや寿命を吸って身体にまと…

過労で死んでしまった俺は、あの世に行くことになった。 あの世は雲の上にあり、空気が薄いせいか全然呼吸ができない。 すると、近くにいた天使が俺の前にやってきて...

サカナは何万年も殺されてきた。 何億、何百億、何兆、何百兆のサカナがヒトに殺されてきた。 サカナのウラミでカナちゃんは生まれた。 サカナミンナのウラミを抱いて生まれたカナちゃん…

面倒見はいいが、誰も頼れず一人で抱え込んでしまう凛と、他人より感情が表に出ないため、誰かが嬉しそうにしているのを見たい巧。 二人は夫婦であり、最近子育てに苦戦している。 ある日…

透き通っていて、誰の目にも白い残像を残すかれらーーガラスたちは、この世界の半分だった。骨も、心も、持つもの全てが透けて見えてしまうものたちは、にんげんが恋しかった。にんげんだけが…

美しいビジョンが呼吸する湖畔で、大人の男が公然猥褻で逮捕された。おれは殺人事件を待っているが、それは小説のなかでは発生しない。混紡とリンボを観点する世界で、もはや血には意味がなく…

　降臨したら金魚になった天使と、適当な神と、悩める子羊の話。 　 　なんでもだいじょうぶな方向け。 　天使がエセ関西弁をしゃべります。 　ＢＬっぽい表現が出てきます。

　その日。とある市立総合病院で、一晩のうちに１３人の患者が原因不明で相次いで亡くなった。 　そして、騒ぎはそれだけでは終わらなかった。　 　翌日には、気温より低い体温に、呼吸なし…

今日も立浜湊は幼馴染の谷美玲と部屋でまったりしている。 生まれた時から一緒の美玲とは以心伝心、阿吽の呼吸。 飲み物を取ってきてと言えば飲みたかったサイダーがやってくるし、取ってこ…

神戸海賀はイケメン・頭脳明晰・スポーツ万能の三拍子が揃った最強主人公。 しかしそんな彼でも清楚系幼馴染みの美少女、西條暮葉をオトせない……という勘違いをしていた！ 【海賀】｢…

う〜う〜う〜う〜うううう〜う〜う〜う〜ううううううううううううううううう〜。

異世界転生モノです。本当か？ 第四回こむら川投稿作品

曖昧な形から、曖昧な形へ。けれどあの日、たしかに私たちは呼吸をしていたのだ。 【私】の元に一通の手紙が届きます。 書かれることのないはずだった手紙、差出人は一年前に死んだ友人。…