「現代短編」を含む小説

幼馴染の茜と祐希。 当たり前に続くと信じていた二人の日々は、決して当たり前ではなくて…。 その均衡は、あまりにも簡単に崩れ落ちて もう同じ形には戻らない。

中学3年生の浩康は最後の中体連を控えて、努力を続けてきた。が、一向に努力が報われず後輩の雅之に馬鹿にされていた。 そんな中迎える最後の試合。 浩康に訪れる結末とは！？

何者にもなれないと言うことに劣等感を覚え、心にしこりを持つ藤次郎は、自由に花を咲かせられるという不思議な女性と出会う。 チャリティーオムニバス「梅結び」収録作品 https:/…

チャンピオン、全てのボクサーにとってその称号は名誉あるものだ。 今はこの王者の手にあるが、決して永遠ではない。 負ければ途端に、称号もベルトという証も全て失ってしまう。 王者は、…

2人だけの思い出が詰まったこのワンルーム 手放せずにいる、わがままと弱さとやさしさと煙草

学校の屋上から私は飛び降りた。 そのまま重力に身を任せ、一瞬の痛みと恐怖と共に終わりを迎えると思っていたのに。 コンクリートの地面に叩き付けられる寸前、世界が止まった。 ―――死…

　住んだ者が次々に体調を崩す事故物件……それは本当に自殺者の祟りか？ 　オカルトSFシリーズ第四弾！ 　今回はSFよりもミステリー寄りです。過去作よりもやや簡単なので、これから解…

足し算から掛け算の時代を経て、いよいよ引き算の時代へ。 この引き算の世界では、何がどこまで省略されていても不思議はない――。 ※この作品はブログ【泣きながら一気に書きました】に…

極めて短い話。 どこかの誰かが直面した出来事。 恋にも似た感情、滞った執着など。 思いついたら書きに来ます。

　政府公認殺人鬼の数は全国で三千人にものぼるという。中には世間と折り合えず凶行に走る者も現れる。 　ゆえに殺人鬼組合は“予防措置”を彼女に命じた。殺人鬼の力で殺人鬼を狩る若干14…

すれ違う三人の話です。

どこか懐かしい、時間がゆったりと進むノスタルジックな匂いのする物語。書いてあることが全てじゃない。

誰もが1度は抱く夢。 でもそれは大半が社会によって押し潰され、敵わないものとして終わる。 夢と誇りだけでなく、自分が何かすらも見失うことと戦う。 顔を上げ、押し潰されても何度で…

悩める少女と、 しゃべる消しゴム。 その運命や、いかに。

とある酒場の一幕。 2人の好みはピッタリ、息もピッタリ。 似た者同士の奇跡的な出会い。 それを見守りつつ巻き込まれないように、のらりくらりと逃げる「私」の物語。

死期が迫っている女、美紀。 そのルックスと甘い言葉でホストクラブMUGENのトップの座を狙う、アキラ。 ふたりを繋いだのは、欲と、憐れみと、嘘と、愛だった。

とある港町のやくざの事務所で、ある日の朝、金庫が開けられているのが見つかった。第一発見者は、訪問客（メイド）。強面の若頭補佐と、美人メイドとがにらみ合う中、電話口の向こうにいるメ…

とある港町で探偵——とは名ばかりの何でも屋を営む神坂信一郎と、そのメイドの翠蘭。 ある日、信一郎が「猫がいなくなった」と嘆く子と出会う。その『猫』が居る場所は分かっているのだが、…

ある日を境に同じ夢を見続けている私。 そこにあるのは鏡のみ。 その鏡の中に映っているのは私、ではなく“” 謎の物体”だった なぜ私はこの夢を見るようになったのか_____