「鏡」を含む小説

　私はアリシア。今日で十六歳になるお姫様。 　ハーノイマン王国の、やんごとなき王家に生まれた、一人息子です。 　性別を偽り、姫として民の上に立つこと十数年。例え王としての資格が…

鏡の中の私が夢なのか…それとも…鏡に映る私が夢なのか…それは…胡蝶の夢… 合わせ鏡から繋がる異世界。 鏡の中の世界から書き換えられる過去。 夜の蝶は、鏡の中の世界を舞う。 表…

何も起きないまま、何も起こさないまま僕は25歳だった。

突然の恋話。楠くんが好きな人はクラス3位の美人である瑛ちゃんだと、決定的証拠をつかんだ私は教えようとした。しかし、私がここで名前を言える相手ではないらしい。楠くんが好きな人はいっ…

【7万PV感謝】生きがいを失ってしまった高校2年生、葉山真(はやままこと)は失意の底に沈んでいたが、たまたま偶然通りかかったクラスメイトの女の子に励まされ、再び立ち上がる。情けな…

　一年前の事件をきっかけに吸血鬼となった主人公――氷室鏡夜は特に変わることなく人間として生きていた。 　天涯孤独だったために高校へ通わずに働くこと一年。就職先の健康診断で採血した…

ある日突然、周りの視線に気づくようになる。そのことに戸惑い、恐れ、心を閉ざしてしまうこと、ありませんか？誰にでも起きる、世界が変わる出来事。1200字のショートショートで。

双子の弟と二人暮らしをしていた三神 竜《みかみ りゅう》。彼は神月流という護身の体術を教えている道場で奇術師と呼ばれていたが、ある日道場の大会を終え、帰って来ると家の前で争ってい…

人間の脆ささえも強さに思えてしまうかもしれません。

骨董屋で手に入れた「未来が見える鏡」に夢中になる村上。最初は便利に思えたが、やがて映る未来は不吉に変わり始める。自らの選択が失われる中、村上は鏡に潜む真実と向き合うことに—。

「第1回ルビーファンタジーBL小説大賞」(2024.8.21～10.21)参加作品です。 現代の高校生、仙人、妖怪、宝貝、人間が織り成す、平和、時々シリアス、きゅんきゅん、ギスギ…

　魔法の鏡に転生してしまった俺。 　目の前にはきつい化粧をした王妃。 　白雪姫の世界かな？ 　あれ？　違う？ 　……何で王妃がいびられてるんですかね。 　泣き暮らす王妃に、俺がで…

「血気盛んでけんかっ早い若者にしたのは、あなたです」物語の主人公の青年が、「私」の書く小説の展開に難癖をつけはじめた。私の書く物語は子供だましでカッコよくないらしい。青年は、「戦…

「最後に立つ読者」を発見しよう！ 普通の図書館員であるジュン・パクが、フィクションと日常が交差する特異な現実に投げ込まれる、心躍る物語。文学の覚醒と呼ばれる不思議な現象の後、す…

皆様ご存知の通り、二〇一〇年八月二十六日に宇宙よりの侵略者アッティラが現れた。その一週間後に〝聖女〟は単身、移動要塞へ乗り込む。そして我が国と侵略者との間に不可侵条約を結んだ。二…

闇バイト事件の背景を考えてみました 犯罪は世相の反映ですね

深い森を彷徨う主人公は、喉の渇きを癒すために訪れた湖の水面に映る"もう一人の自分"と出会う。 静寂の中に潜む恐怖と対峙し、主人公は自身の内面に潜む"何か"を目の当たりにする。 …

　世界的な建築家を目指す朱雀蒼馬の前に、百年の歴史を持つ家業・朱雀窯の存続という重圧が立ちはだかる。伝統を守るべきか、新しい道を行くべきか。その迷いの中で出会った若き陶芸家・陽菜…