「お題で執筆!!短編創作ﾌｪｽ」を含む小説

墨野園。超絶ブラックな児童養護施設。 ドロップアウトした不良とか行き場のない子どもが預けられる場所。 倫理観と道徳が死んだ場所で生きる。そんなゴミ捨て場みたいな施設で生きる人々の…

俺は坂上幸也（50）、小さな物流会社の配達員だ。 その日は雪が降るという予報で、急いで荷物の配達を終わらせようと、ワンボックスの商用車を走らせていた。 夕方になり、辺りが暗くなっ…

黒井学園高等部に入学した白木心（しろきこころ）は、生徒会長にして成績優秀な学園一の美少女である黒井望（くろいのぞみ）の助手となった。放課後行われる秘密の実験に明け暮れている二人。…

魔王を背中に負って旅をする男の話。

日本国民の男子は成人を迎えるとある試験を受けなければならない。 少子化による人口減少を食い止めるべく政府が打ち出した施策――それこそが愛情耐久試験だ。 どのような『愛』も受け止め…

小学校生活が始まるが、彼女の笑顔には秘密があった。幼い頃から憧れていたヒロインのように、笑顔でみんなを幸せにしようと努力する美雨。しかし、周囲の子どもたちの中で彼女は次第に孤立し…

大学受験の会場で、僕は並木さんと再会した。高校の時にふった相手だけれど、嫌いだったわけじゃない。彼女と同じ大学に行くとしたら、これは運命かもと思うのだけれど？

　サバトラ猫のサバコは人間になりたい地域猫の女の子。ずっとその夢を追いかけていましたが、ある日、旅の狐を助けた事によりその手がかりを掴みます。狐が繋いでくれた縁で化け学の学校に通…

俺は、とある試験会場に来ていた。この試験に合格さえすれば俺の人生は変わる……！　というか、この試験にすら落ちたら、死ぬかもしれない。だから、合格させてくれ！！

推しが卒業を迎える日がやってくる。 その日に向かってできることはなにか？

その日も『雪』が降っていた。 バラバラに分解され消却されたはずの情報の粒。 赤、青、黄色と、極彩色に降り積もり消えることのないそれを、私たちは雪と呼んでいた。

　雪降る聖夜に発生した、少年未遂事件。夜明けに公園の雪の上で発見された少年は、既に遺体となっていた。警察はこの事件を自殺と判断し捜索を終えた。納得のいかない親族はある探偵に相談を…

『お題で執筆!! 短編創作フェス』の応募作品です。

季節シリーズ第4弾⭐︎冬⭐︎羽山亮平（14）は学校の問題児だった。いつもいつも悪さをする亮平にしびれをきらした親は、亮平を手放した。 亮平は、里親の元に預けられた。 ●カクヨ…

「お題で執筆!! 短編創作フェス」用作品。

春野光（はるのみつる）15歳。 僕の高校入試試験は、女神との出会いから始まった。

独り、ひたすら勉強をする浪人生。時間ばかりが過ぎていき、精神を病んでいく。彼に救いは訪れるのか。900字の短編です。

雪が降る日は思い出す。私が世間に負けたあの日を。

　舞鷹市は瀬戸内海に面した温暖な気候の地方都市だ。この街は冬になっても滅多に雪が積もらない。前回積もったのが２０年前で、以降は雪が降っても積もる事はなかった。 　この街に住む中学…