「童話ファンタジー」を含む小説

あるところに、とても仲の良い兄妹がいた。妹のクレールは兄を愛していたが、血の繋がった兄妹で結婚することは禁じられていた。 しかしクレールは友人から、禁断の森に入れば何でも本当が嘘…

［KAC］お題「ぬいぐるみ」 ペアのぬいぐるみって、両方手に入れたくなるじゃないですか。 そういうあれです。

男は見たい本があったため、普段から使っている本屋にやって来た。 入り口付近には記憶に新しいものがあり、奥に進むほどその記憶は薄れていく。 店員さんに連れられて本屋の中間くらいま…

昔々、星のランプというとても明るいランプを売り歩く商人がいました。 街のみんなは家の中や夜道が明るくなって大喜びです。

　なぜ月にはウサギがいるのでしょう。それにはちゃんとした理由があるのです。 　これは神様にお仕えする十二支たちのお話。その中でも今年は卯年ということで、ウサギさんが主役です。…

月の街は哀しみを抱えた人たちが集う場所。そこでの生命はたったの七日間。生じたり消えたりする人たちの生活を、月の使者であるマルクス・マルクは時に優しく時に蔑みながら見守っています。

色を感知できない歌うたい。 彼女が歌った歌は世界中を包み込み、そして彼女はーーー 小説家になろう！純文学部門1位(1週間)の作品を筆頭に、頑張って書いた掌編集です。 よろしけれ…

美しさに満ちた海の世界を漂う一匹の海月（クラゲ／英：メデューサ）。鏡のような水面に映る自分の姿を見て、海月はなにを思ったのだろうか。感動と哀しみが交差する、心温まる物語。 （※…

新美南吉の童話『デンデンムシノカナシミ』をダークな感じにパロディしました。情報弱者の悲しみについて。

二人はちょっとした友達だ。 趣味を共にしたり、ただ会ってご飯を食べたり。だから互いをあんまり知らない。名前と、顔と、好きな食べ物くらい。

そこは、寂れてしまった商店街の一つだ。 だけど商店街自体が、ひとつの意思を持っている。物ではなく場所自体が付喪神となったのは珍しい。 その場所を通った人々の記憶や思いが長い時間を…

ペストや魔女裁判などがあった中世ヨーロッパ。シンデレラと言う、輝かしい人生を人に与え、魔女として命を伸ばされ魔女として死にいく、ひとりの少女だった女性の悲恋のお話。 コメントなど…

そこは、夜しか存在しない国だ。 毎日が満月で、太陽は昇らない。 星々は煌めき輝くが、それは日毎に姿を変える。 不可思議で、奇妙な御伽の国。 その国で、マギーは、猫の人形と一緒に…

黒魔術師の少女リオンは薔薇を育てている。 薔薇園の手入れに雇われた者達の中には、長き時を生きる魔女がいた。 ある日、魔女は実験材料である少年を王国の奴隷市場で買ってくる。…

主人公の「僕」が聖なる泉を探しに行くお話です。

自然の世界は厳しい。 小さすぎて生き残れない、そう判断した雛は巣から落とす鳥がいる。 ほかの子孫を残すための習性だ。 そうして落とされた鳥は、終わると思っていた世界で、世界を救…

嫌な女を書きがちです。嫌じゃない女を知りません。

俺はひよこ。青いマフラーを巻いている。俺たちは防寒鳥と言って、防寒具を付けた鳥類なんだ。身に付けた防寒具が温かければ温かいほど周りから尊敬されるしメスからもモテる。俺はマフラー種…

「犯人の犯沢さん」のように黒い影の方が主人公になっています。 黒い影が北国の商店街を救います。 トリック？がわかりづらいかもしれません・・。 そして、最後まで解けない謎が一つ・・。