少女マギーは、夜しか存在しない国で猫の人形といっしょに暮しています。
汽車に乗って星を拾いに行ったり、少し不思議なほのぼのとした生活が続くのかと思ったら……
まるでおとぎ話のような世界観!
主人公といっしょにいるのは猫の人形だし、ランタンに入れるための星を取りに行ったり。
ファンタジックな暮らしぶりにワクワクしながら読みました☆
しかも、この不思議な世界観を味わうだけでも楽しのですが、実は解決しなければならない問題もこの物語は抱えていて……
マギの冒険はどんどん危険になっていって、ハラハラもあるッ!
少しダークなおとぎ話風のファンタジーがお好きな方におススメの作品です。
そこは、夜しか存在しない国だ。
毎日が満月で、太陽は昇らない。
マギーとニルは汽車に乗って「星が落ちる場所」へと向かっていた。
「星」はランタンの光となるのだが、買うよりも自分で作る方が安く済むため、ふたりは目的地へと向う。
そんな旅の途中で、大きな箒星が大きな尾っぽを引いて空を瞬き、輝きを放つ。やがて、目的地の湖の、さらに山の向こうへと消えて行ったのだった。
冒頭は、まるで「銀河鉄道の夜」のような、幻想的な世界観。
出会いと別れ。
夜の国、不思議な御伽の国を舞台に、マギーの冒険が始まる。
物語の終わりまで辿り着いた時、まるで一緒に旅をしてきたかのような感動を覚える、そんなあたたかい作品です。
童話、お伽話、色んな要素が登場人物に練り込まれており、とにかく素敵なストーリー。
一度、読んでみて下さい!
その世界観に、きっと心が揺さぶられるはず!
オススメの作品です♪