「誰かの」を含む小説

文学オタクのリケジョが語る、「難しいからこそ楽しい文学作品」についてです。小説にとどまらず、色んな時代の色んなジャンルに触れています。 興味があるけど時間が無い方も、某文豪アニ…

　完璧に管理された灰色の世界。 　エアラは、ある日偶然見つけた一冊の本をきっかけに、自分の中に眠る感情に気づいてしまう。 　同僚のマイクと秘密裏に感情を育んでいくエアラ。しかし、…

能登彰には変わった感情を抱えていた。いや、本当は誰しもが悩んだことがあるかもしれない感情を抱えていたのだ。犯罪や禁止行為、タブーなど所謂しては行けない行為をしたくなる感情である。…

誰かに話したくなる日常のあれこれ

自分が聞きたいだけかも。誰かに聞いてほしいのかも。自分が言いたいだけかも。誰にも聞いてほしくないのかも。誰かの前でつい口に出す。ひとりごとって、そういうもの。 誰かに見てほしいか…

何時からだろう。 “私達”にこんなにも差が出来てしまったのは。 何時からだろう。 あなたが私の“物”に執着し、欲するようになったのは。 始まりは一緒だっ…

2月14日はバレンタインデー。 人間たちはそわそわする日。 妖精たちも誰にチョコを渡そうか悩んだり話しあったり。 ·····空の上では·····天使と天気職人が何やらしてるみたい…

〜あらすじ〜 中学時代にいじめを受け、声を失った佐藤みのるは、高校でも孤独な日々を送っていた。誰とも話すことなく、ただ周りの目を避けるように過ごす毎日。しかし、彼の平穏な日常は、…

高谷貴文が中庭で出会ったのは、桜色のリップクリームがよく似合う百瀬美桜だった。 百瀬の「お願い」のためにむかった美術室で、高谷はある事件に遭遇する。 ふわりと現れては消える百瀬は…

真面目に働く会社員、木野は入社５年目だが、生意気な後輩に毎日、変に絡まれながら、仕事をしていた。それでも後輩は木野にとって、会社で唯一の話し相手だった。 だがある日、そんな後輩は…

神子と呼ばれる者が最強の魔法の力で悪しき黒いドラゴンを封印し、世界を救ったという伝説があった。 ある日、アスは神子の力を与えられ、同時に封印の力を使えば死ぬ運命にあることも告げら…

「お前はふわふわして、いかにも幸せになりそうな奴だ。 　モテて人生過ごして、いい旦那と結婚して、幸せになる気だろう。 　俺とラブラブだと見せかけて。 　誰も言い寄ってこないよ…

　誰にでもある、隠し事。それはきっと、友達、恋人、はたまた家族にも言えないような、秘密。名島一と名島日菜美の兄妹にも、決して他人には言えない秘密があった。これは、そんな秘密を抱え…

良い機会をありがとうございます。 ぽつねん独り様の自主企画「【四行でみんなを唸らせろ！！】あなたの描いた四行で誰かの心を動かしてみませんか」に参加させて頂いております。 題名は、…

※魔法のiらんどさんにて、編集部ピックアップに選ばれた作品です。 　都会に住む貴族の末娘、ヴィオレッタ。家の繁栄に熱心な両親は出来の良い兄と容姿端麗な姉を溺愛し、平凡なヴィオレ…

空を駆け抜ける黒い馬に乗り、人の言葉を語る白い犬を連れているトヨミ。しかも何やら本人も、不思議な力を持っていて―― ふとしたことでそんなトヨミと知り合ったホキ、ホキの父親カタブ…