文学はいいぞ
りり
まずはここから
楽しいぞ、文学作品
小中高、避けては通れないのが「文学作品」。
羅生門、舞姫、こころ、山月記……全ての学習課程を修了してしまって、何年も経過してしまったような人でも、内容がパッと思い浮かぶ作品が多いはず。
昼過ぎの教室。嬉々として語る国語の先生。ほわほわした日差し。重くなる瞼。船を漕ぐクラスメイト。作品よりも、学校の思い出が先に想起される…そんな人も、いるかもしれませんね。ちなみに高校生の私も、そっちの方が印象に残っています。幸せそうな顔で眠る隣席の男子に思わず苦笑いしてしまった事も、一度や二度ではありません。
しかし、クラスメイトから口を揃えて聞かれるのは、「難しすぎてよくわかんない」「定期考査で点が取れない」そんなネガティブなイメージばかり。私も考査の範囲に文学作品が入っていたら、思わずウッ…となってしまいます。文学好きを自称する私に、「…ちなみに何が面白いと思うん?」とこっそり聞かれたこともあります。周囲が理系ばかりだから、仕方がないことなのですが。
でも。でも、ですよ。私は、だからこそ言いたい。声を大にして言いたい。
楽しいぞ、文学作品!!!!!!
文語体の文章も、登場人物の複雑な心情も、手に持つだけで気圧されるレベルの重みと厚みも、全てが愛おしい。今じゃ考えられないような大衆文化も、古風な物言いも、楽しくて幸せで、ページを捲る手が止まらない。
小説というもの全般に言えることなのですが、ちょっと考えてみて欲しいんです。
なんにもない空間の中に、無限の世界を作り出せる。活字だけで、人に同じ感動を与えられる。自分の世界を、顔も知らない他人と共有できる。
そんなことを何百年も前の人がやっていたなんて、信じられないと思いませんか。
ましてやそれが100年、いや、もっと前の作品だとしたら、作者の世界のみならず、当時の大衆文化や常識も理解できちゃうんです。そんなこと、普通はできません。もちろん歴史書などには書いてあるかもしれませんが、それはちょっとカッコつけてるところがあるはず。
ありのままを伝えてくれるのは、数多くの文豪の手から生み出された文学作品だけなんです。
でも、みんなにそう言っても、「何読んだらいいの」「堅苦しくて読めない、、」「時間がない」そんな声を返されるだけ。悔しく思った私はある日、一つの考えに行き着きました。
「そうだ!読みやすくて面白い作品を、私が自分で発信しちゃえばいいんだ!」
ーーと、出来上がったのが、このエッセイシリーズになります。長々とした説明になってしまい、申し訳ありません。
まだまだ作りたてホヤホヤの、何にも投稿されていない状態ではありますが、よければ私と一緒に、「活字の世界」に足を踏み入れてみませんか。
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