「見えない 短編」を含む小説

よろしければ一読下さい。

底の見えない大穴がある街。平和な街に突如として穴が開き、建物や人が呑み込まれてはや十年。 立ち入り禁止区域となった穴の回りに忍び込み、静かな時間を過ごすことを趣味とする少年・道実…

ある日、世界は未曾有の大災害に見舞われた。 たった一年で地球上の大地の三割が海に沈んだ。 異常気象や災害は最初の一年を機になりを潜めたが、この海は年に二十センチは水位が上がって…

お祭りの夜に見えた「君」との、ほんの僅かな時間の物語。 １話完結の読み切りサイズ。

ある離宮での夜会。 レイモンド王子は美貌の完璧令嬢イングリッドに婚約破棄をつきつける。 レイモンド王子の傍らには可憐な男爵令嬢マリアの姿が…。 それはよくある恋愛がらみの揉め事に…

霊が見えてしまう聡見と、どこかネジの吹っ飛んだ寺生まれの良信が心霊現象に関わる物語。連作短編で時系列はバラバラです。

彼女は誰にも見えない。俺にしか見えない。 そもそも彼女なんて実際には存在してないんだ。 なぜなら彼女は、俺が作り上げた――ただの幻でしかないのだから。 現実に存在しなくても、自…

バレンタイン短編（https://kakuyomu.jp/works/16818023213417022139）公開中です！ 片想いの幼馴染に告白する勇気が出ないまま卒業してし…

物語の中心にいるのは、平凡な高校生・澄川蓮。彼はある日、自分の家族が実は地球外生命体であることを突然知らされる。彼らは地球の文化と生態系を学ぶために、長年人間として生活してきたの…

福原恵（ふくはらめぐみ）は付き合って一年の記念日に浮かれていた。恋人の鬼頭華方（きとうかほ）のためのプレゼントを携えて帰宅したが、いつも出迎えてくれる恋人の姿が見えない。不安にな…

とある首都高ランナーとその友人、二人の女によるささやかなやり取り。

少し未来のお話。 天才美容整形外科医・安藤《アンドゥ》は砂漠の国へ流れついた。 ここはお世辞にも金があるようには見えない発展途上の国だった。 早々に立ち去ろうとする安藤を丸々太…

これはとある文字書きの、短編賞の応募のために執筆された原稿である。しかし締め切りに間に合わず、作品として構成されなかった文章群だ。 彼が言うには、 「 　テキストエディタが壊れた…

海外ホラー風短編集。怪物ホラーや怪奇幻想文学を目指したホラー作品集です。 収録作：「エーゼルランド島の怪物」「フラッフィー」「緑の沼」「死体処理」「ある幻覚剤について」「ウォータ…

うちの部室には、俺にしか見えない幽霊さんがいる……。

どこにでもいる普通の青臭い小学生、大野人良。クラスメイトから聞いた話によると、どうやら流れ星に願い事をすれば、願いがなんでも叶うらしい。それからのこと、大野は寝る前に空を見るこ…

　ある塾帰りの少年の、意味もない思考の羅列。

幸せになりたい……か。 おい。俺らが労働してるのが見えないのか。 掲示板にポエムを投稿するな。小説投稿サイトに貼ってろ。

ある日のこと、雨上がりの空に虹が架かっていた。特に感慨も無く眺めていたら、虹のちょうどアーチの天辺のところに、亀裂のようなものが見えて…… 虹のかけらを拾った人が出会った不思議…

此世には人には見えない者が存在する。ごく稀にそれを知覚出来る人間もいるが、殆どの人間はそれを見ることが出来ないといっても過言ではない。 その存在を知覚出来る人間はその存在を幽霊…