概要
行間の空白の奥行は無限故に、人には見えない文字が自生している
これはとある文字書きの、短編賞の応募のために執筆された原稿である。しかし締め切りに間に合わず、作品として構成されなかった文章群だ。
彼が言うには、
「
テキストエディタが壊れたのか、文字数の表示がおかしく、物語を詰め終わる前に1万字の制約にかかってしまった。
」
かぎを開く。言外の空隙には無限の文字が潜んでいる。
「
応募サイトの文字数もおかしい。一体何が起きているのか分からない」
……彼の書いていない、自生する文字たちがテキストエディタには見えているのかもしれない。
彼が言うには、
「
テキストエディタが壊れたのか、文字数の表示がおかしく、物語を詰め終わる前に1万字の制約にかかってしまった。
」
かぎを開く。言外の空隙には無限の文字が潜んでいる。
「
応募サイトの文字数もおかしい。一体何が起きているのか分からない」
……彼の書いていない、自生する文字たちがテキストエディタには見えているのかもしれない。
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